One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 雪だるま式の複利効果 by T2020/07/16

紫陽花
かのアインシュタイン博士は言いました。
「複利効果は人類最大の発明、宇宙で最強の力」

昨日、環境に優しい暮らし方が貯蓄を増やすという個人的話題を書きました。具体的貯蓄額を提示するのは遠慮させてもらいますが、一つだけ例を挙げましょう。

薪割りについて。

我が家の年間冷暖房費は、2万円有ればお釣りがきます。1年間に2万円弱なので年間新聞購読料よりも低く抑えられています。それは金山里山の会を通じて里山整備活動をして薪原木を頂いているおかげであります。本当に感謝しています。

先日ある人にそれを話したら「我が家の冷暖房費は月に2万円ぐらい」と言われました。仮に僕が25歳からその2万円を毎月40年間積み立て投資して3%の複利運用できたならば、元金で960万円、複利がついて18,521,190円となり、昨今の2000万円問題はほぼ解消します。

そんな話はともかくも、薪原木を薪にするには、薪割りや薪積みに時間をかける必要があります。環境負荷を少なくするということは、化石燃料等に頼らず自分の身体を動かすことですから時間がかかります。この時間をあなたは無駄だと思いますか?事実薪ストーブに興味があっても導入に躊躇する人の多くが、薪ストーブの世話に手間と時間をかけることをマイナスと考えるようです。しかし、この薪割り等にかかる時間こそ大きな貯蓄を雪だるま式に生み出す原動力なのです。

仮に僕が薪割り等に時間をかけないとしましょう。その浮いた時間はどう過ごすか?おそらくロクなことをしないと推測します。昼からビールを飲むでしょう。そして家でビールを飲む出費はパチンコに行ってより大きな散財をしないためと言って自分を正当化するでしょう。つまり人間は生きている限り何もしないということが困難です。そうやっていつの間にか月々2万円ぐらい消えていきます。

地球温暖化やマイクロプラスチック問題等、全ての環境破壊は人間の過度な消費行動によるものと考えられます。そんな消費行動を抑制する効果的方法は、何もしないことではありません。一日中瞑想し続けることが困難なように何もしないことは非現実的です。過度で無駄な消費行動を抑制する効果的方法は、自分のモラルを納得させ得る生産活動を行なって過度な消費を相殺することだと考えます。

マイナスを減らすと同時にプラスを増やす、そうやって生み出されたダブルの複利を実際マーケットに投資し、本当の意味で複利運用すれば・・・あとは逃げ切りです。