One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 木製サッシのウッディな効果 by T2020/07/21

真壁造り
小さい家のとても良いことは、建材数を少なくできることです。
例えば窓枠などのサッシ類。

アルミサッシに比べて高価な木製サッシ、しかも木製サッシにペアガラスをセットするとなると桁が一つ上がりましたが、大きな家に比べてもともと窓枠や網戸枠の数が少ない小さな家なので、バスルームの仕切りドアを除き全サッシ類を木製サッシにすることができました。

木製サッシはアルミサッシに比べ断熱効果が高く結露しません。冬にアルミサッシ周辺がベチャベチャに結露している経験がありませんか?木製は一切結露しませんよ。またアルミサッシは汚れると貧弱に見えてきますが、木製は再塗装でき古びても趣きを増します。そこまでは新築前に木製サッシ効果として私たちも予想していました。しかし、予期していなかった更なる効果が・・。

天野一男設計士のアドバイスによれば
「室内壁を全て木の板張りにすると却ってウッディな圧迫感が強くなりマイナス。木の板張りは腰板位までにして、その上は漆喰の白壁にすれば明るく圧迫感もない。しかも漆喰はホコリが付きにくい。」

私たちは納得しました。そして古くからの日本家屋のように、柱を露出する真壁にして木製サッシをはめ込みました。するとどうでしょう!

壁面全てを木の板張りにする以上に、明るく圧迫感なく、しかもウッディにみえるではありませんか!白壁を地とした柱や窓枠の木が図となり、より木が強調されるという効果が見られました。

贅沢なヒノキや県産スギ板をふんだんに使うのも良いですが、どうせお金をかけるならば、細部としての窓枠サッシ類を木製にする選択もアリかな、と僕はお勧めします。