One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 室内で焚き火? by T2020/11/06

煙突排気

「皆さん、家の中で焚き火しますか?」
冗談で言っているわけではありません。真面目に質問しています。

家の中で焚き火など絶対にあり得ませんよね。

ところでドイツでは、室内で石油ストーブ(石油ファンヒーター)などの開放型燃料器具を使用すると訴訟問題になるほどで、欧米ではあり得ないことだそうです。(早稲田大学 田辺新一教授)

その理由は石油ファンヒーターが室内に燃焼排気し、室内における一酸化炭素、二酸化炭素、窒素酸化物濃度が高まるからです。それは正に室内で焚き火をしているのと同じというわけです。

隙間風の入るかつての日本住宅だったら何とかしのげたかも知れません。でも最近の住宅は高気密を謳っています。排気ガスが室内に溜まり続けます。

にもかかわらず、各部屋ごとに石油ファンヒーターで暖房しているケースが時々見られます。

更に悪いことに、石油ファンヒーターは空気を汚すだけでなく水蒸気を排出するので室内の結露がひどくなります。

日本の常識は世界の非常識。

暖炉や薪ストーブの方が一見して室内での焚き火のように見えます。しかし暖炉や薪ストーブは煙突から排気しているので、一酸化炭素や水蒸気は外に排出され室内に残りません。だから安心安全なのです。