One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ コツコツ少しずつ by T2021/03/11

石積み

石は一つとして同じ石は存在しません。そして何億年もかかって自然が作り上げた骨董芸術品。

雪が解けて今年も石積みを開始しました。僕が使っている石は、庄川上流利賀の花崗閃緑岩を砕いた直径15〜25cmの割栗石。

平野部や海岸沿いならば削られ丸みを帯びた河原石が合いそうですが、我が家は里山に位置します。よって角が残ったゴツゴツの山石の方が合いますね。

石を並べて、隙間を砕石やモルタルで埋めて、その上に石を積んでいく。その繰り返し。単調な作業ですが嫌いじゃないです。

コツコツ少しずつ、でも確実に進んでいきます。

■ ESG by T2021/03/12

薪ストーブ
僕が薪ストーブ生活を開始することを決断した20年ほど前、薪を燃やす方が灯油を燃やすよりも高くつくと算定しました。2mの原木を購入して自分で薪割りするにも関わらず、灯油を買った方が安いと算定されたのです。

しかし、それでも薪ストーブ導入を決意しました。その理由は薪ストーブ生活をしたかったからです。

その後灯油の値段が上昇し、地元里山の間伐材を薪に有効活用することができるようになり、現在は薪の方が経済的となりました。

ところで話は変わりますが、皆さんESG投資をご存知ですか?
Eは、environment (環境) つまり 環境に配慮しているか
Sは、social(社会) つまり社会貢献しているか
Gは、governance (統治・管理) つまり倫理的に管理されているか

ESGとは、最近の投資家が将来性のある企業を見定める際の観点で、今後ESGが世界標準となっていき、ESGを果たしていない企業は生き残ることができないであろうと言われています。

振り返ってみれば、20年前に僕が薪ストーブに投資したことは、結果的にESGの観点に合致していたのではないか、と考察しています。

薪ストーブは、現時点(20年前)ではマイナス損でも、将来的(現在)にプラス得となる可能性を秘めている(秘めていた)。それは薪ストーブが、環境に配慮し、循環型社会に貢献し、倫理的で不正が無いシステムであったと考えるわけです。

「株式市場とは、我慢できない人から我慢強い人へとカネを移す装置である。」これはウォーレン・バフェット氏の言葉です。

目先の利益・自分だけの利益に惑わされることなく、長期的展望・地球規模の利益を考えることが重要と考えます。

■ 見つかるまで… by M2021/03/13

THERMOS携帯タンブラー
先日、携帯タンブラーを購入しました。

以前使っていた水筒は、パッキンが劣化したため傾けると漏れる上、蓋の構造が複雑なため綺麗に洗えませんでした。外出先では蓋に口をつけることになるので感染症の心配があるなど、気になる点が多々ありました。

いつから探していたかも忘れたくらいです。3年は探したでしょう。ようやく納得できるモノに巡り会えました。

条件1 口が広く手入れをしやすい
条件2 飲み口は外気に触れず衛生的
条件3 ステンレス製
条件4 シンプルなデザイン
条件5 納得できる価格

知人が新しいタンブラーを見て「いいですね。」と言ってくれました。購入に至る経緯を語ったところ、知人は…

「私は待てないんですよね。ついつい安いもの、手軽に手に入るものを買ってしまうんです。」と。

振り返ってみると若い頃から私にはある傾向があったことに気づきました。その傾向とは…

流行だから、安いから、簡単に手に入るから…といった外部要因でモノを購入することは少なかったように思います。多くの場合、まず、内部要因、つまり自分が欲しいモノのイメージや条件があり、自分が納得できるモノが見つかるまで探し続けました。例えば…

フレアスカート:開業してまもない日比谷シャンテのテナントで見つけました。大学時代の友人と一緒でした。半年は探していたでしょうか。その時は「これだ!私が欲しかったのは…」と感じたことを今も覚えています。30年近く着ました。裏地が擦り切れてボロボロになり、昨年、心残りがありながらも手放しました。

冷凍冷蔵庫:2ドアで自動製氷はなし。シンプルな内装で直冷式のものを探しました。前の冷蔵庫が故障し、探していた数週間、冷蔵庫のない生活をしていました。年に2回の霜取りが必要ですが、食品は乾燥しません。凸凹が少ないので汚れは簡単に拭き取れます。現在日本で販売されている直冷式の冷蔵庫は単身用の小型機のみ。永遠に壊れないことを願っています。

ちなみに手に入れたタンブラーはTHERMOS製。保温効果は抜群で昼になっても中のお茶は熱いまま。火傷をしないように気をつけて飲んでいます。蓋につく水滴には注意が必要ですが、それを含めても納得の品です。

モノとの歴史(購入までも含めて)があるから、少々難はあっても納得感を得られるのかもしれません。

■ 「金山里山の会」活動の動機 by T2021/03/14


金山里山の会とは

先日のブログで、「金山里山の会」は里山に入り活動するための窓口、つまりオペレーティングシステム(OS)であると書きました。

里山とは、地権者や自治体、森林組合や企業などといった複雑な関係性が混在しており、見ず知らずの個人が容易に入ることのできないフィールドです。それはまさに複雑なコンピュータをズブの素人が容易に操作できないのと似ています。

しかし、そんな複雑難解なコンピュータハードと、素人との仲介をしてくれるOS(例えばWindowsやMac)が存在することによって、私達凡人でもパソコンやスマホを活用できるようになったわけです。

そんなOSと同様、「金山里山の会」が、里山フィールドと個人を仲介してくれたおかげで、僕個人も容易に里山で活動することができるようになりました。

そこでです。とても重要な問いが浮かび上がってきます。それは

あなたは、里山で何をしたいのか?
何のために里山に入りたいのか?
里山活動の動機は何か?
という問いです。

極めて優良なOSとしての「金山里山の会」が存在しても、それを機動させるのは個人です。個人に動機が無いとOSは機能しません。「金山里山の会」という組織が、個人の動機付けや啓蒙活動をするには限界があります。責任の所在問題もあります。

動機の面で、私たち薪焚き人(薪ストーブ生活者)は強力です。薪燃料を自分で作ることができるという主体的動機です。里山を活かすには、組織も重要ですが、個々人の主体的動機が極めて重要です。

パソコンやスマホを、皆んなが持っているから買ってみたはいいけれど、特に使う必要性も無くて・・・。という風になるのは・・?

「金山里山の会」においても同様です。「金山里山の会」という組織そのものを維持することだけが最大の目的、あるいは補助金をもらうことが活動の目的と決してならないように、個人と組織の良い関係を維持したいものです。

■ 本質を探究する by T2021/03/15

梅の花
投資家の藤野英人氏が示唆に富む話を述べておられた。
「日本の企業には致命的な問題点が存在する。それは、そもそも自分たちが何者なのか、どういう会社であるのかについて議論がなされていない。日本では、本質を探究するよりも、汗水垂らして規範に対して忠実に行動することに重点が置かれている。・・例えばAmazon ならば、買うとはどういうことかを本質的に考える人がいる。Facebook ならば、コミュニケーションとはどういうことかを本質的に考える人がいる。それが現在の世界的地位を確立した。ところが日本の企業にはそれが希薄である。」

「金山里山の会」という組織は、どういう組織で何をする組織なのか。そんな本質についての議論や共通認識はとても重要である。本質が認識されていないと、何のために自分は会の活動をしているのか分からないので、モチベーショも希薄になる。ただ上から頼まれて、ただ上に忠実に従っているだけとなる。

組織の本質や政治的な難しいことは、誰かが考えてくれること。自分はただ言われたこと、決められたことに素直・忠実に従う分相応の人間、と思っているならば、それは江戸時代の身分制度、農民身分から全く進化していないのではないか。

今、「金山里山の会」も世代交代の時が来ている。初世代が作り上げて下さった組織を、次世代にも持続し得る組織にしていくために、原点に戻って「金山里山の会」とは何なのか、といった本質の議論が必要不可欠だと考える。

■ 大切なのは一貫性 by M2021/03/16

豆桜開花
我が家の建築に際しお任せしたのは、宮田建築の宮田邦彦さん親子です。お父様の跡を継ぎ大工として主に住宅建築を手掛けられており、我が家の仕事がお父様の手を離れた最初の仕事でした。

宮田さんは親子ともども言葉と行動に乖離がないため、心から信頼を寄せています。昨日もエアコンの設置工事に先駆け、足場の敷設の打ち合わせに、仕事の合間を縫って訪問してくださいました。

一方、言葉と行動が乖離している人を見ると、懐疑心が沸き起こります。10年以上も前に出会った方ですが、今でも時折思い出す人がいます。

その方は、環境教育の分野で高い評価を得ていた方でした。当時、その方と比較的近い立場に私はいました。その方の普段の行動は外からの評価とはかなり異なっているように私は感じ、腑に落ちずにいました。

具体的なエピソードの一つは、大きなワンボックスカーを通勤に使っていらっしゃったことです。環境意識の高い人でしたらお分かりかと思います。ワンボックスカーは大量のCO2を排出しているのです。

同様に頻繁にある停車時のアイドリング、紙の大量使用、歩ける距離でも車を使用するなど、日々の行動と外向けのパフォーマンスとの乖離に、その方の行う環境教育に胡散臭さを感じずにはいられませんでした。

そういう私も排気量の大きい車を所有し通勤に使っています。このブログでエシカルを標榜している以上、排気量の大きい車を手放したほうがいいのかもしれません。一方で、新しい車を購入するよりも乗り続けた方がトータルに考えると環境への負荷は少ないとも考えます。

一面だけを見て人を判断することは控えたほうが良いのはもちろんです。しかし、大切なことは細部に宿っているのではないでしょうか。

信頼に値する人間であるために、宮田さん親子に倣い、一貫性を保った言動を心がけたいと思います。

■ 塗装は楽しい作業 by T2021/03/17

ガードラックアクア
懇意にしている塗装屋さんを通じ、注文していた家の外壁塗料が届きました。
和信科学工業のガードラックアクア(サファイアグレー色 一斗缶)
20年前、我が家を新築した時からずっと使用している塗料です。

塗装作業は新築時の初塗りから定期的な再塗装も全て自分で行ってきました。
今回は、エアコン設置による室外配管工事の足場設置に合わせ、家の北側面のみの再塗装を行う予定です。

外壁塗装は、とても楽しい作業です。自分の手で家を世話することで愛着が更に増します。トムソーヤのペンキ塗りエピソードじゃないけれど、近隣住民の眼にも留まります。

来週には足場が組まれます。家を建ててくださった宮田建築さんの口利きで、「5月のゴールデンウィーク頃まででも、足場はそのままでいいから、ゆっくりやっていいよ。」の有難いお言葉。

大きな塗り絵のような家の外壁塗装、皆さんも一度経験したらもう止めれませんよ。

■ 春が来た さあ歩き出せ by T2021/03/18

この冬の豪雪
でも、分かっているけど始められない。春眠暁を覚えず。最初の一歩が踏み出せない。人間なら誰でも一度は経験するジレンマですね。どうしたら一歩が踏み出せるのか?

[認識を変え行動を変える]

今年の冬は豪雪でした。雪という自然現象に対し、ヤレヤレ・ウンザリという感情が自動的に沸き起こる人も少なくないでしょう。除雪作業もできれば避けて通りたい、そんな消極的行動に向かってしまうのも頷けます。

そもそも雪という自然現象は何なのでしょうか。富山県の場合、冷たく乾いたシベリア大陸からの季節風が、(大陸に比べて温かな)日本海上を通過する時、大量の水蒸気を吸い込みます。そして北アルプスにぶつかった寒気は、上昇し雲を発達させ大雪を降らします。つまり富山の雪は海水を真水化して、更に夏まで立山に保存して一年中生命の水を私たちに供給してくれいているわけです。そう考えると雪も少し有り難く感じます。

雪という現象・出来事は変わらなくても、雪に対する認識が変わることによって、雪に対する感情が変わりませんか?感情が変わると行動も変わったりします。雪かきにも意味を見出すかもしれません。

[行動を変え認識を変える]

アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズ氏は言いました。
「楽しいから笑うのでない。笑うから楽しいのだ。」
行動が感情を生み出す説をとるならば、人はあたかもそれを体験しているかのように行動すれば、感情も作り出せるかも知れません。

『トムソーヤの冒険』に、こんな話があります。ペンキ塗りの罰を課されたトムは嫌々作業しました。すると誰も手伝ってくれませんでした。そこで今度は、嫌なペンキ塗りをトムは熱心に楽しそうに行いました。すると皆んなが自分もさせてくれと言い寄ってきて、トムは気分最高になったというわけです。

確かに認識が変わるのを待っている間は行動が中断しがちです。それならば先ずは行動をする。行動を継続する過程で感情が変わるのを待つというわけです。

[認識が先か行動が先か]

17世紀フランスの哲学者ルネ・デカルトは『方法序説』の中で、全てを疑ってみることで真理を探究する方法的懐疑を提唱しました。「我思う、故に我あり」の言葉で有名ですね。しかしながら、同じく『方法序説』の中でデカルトが、こと日常生活においては、疑いためらうことは極力避けよと述べていることは、あまり知られていません。疑いためらい行動することを中断させては、日常生活が回らなくなってしまうからです。

認識が先か、行動が先か、あなたはどちらのタイプですか?認識が先であろうと、行動が先であろうと、とにかく日常生活をフリーズさせないようにしたいものです。

人生楽ありゃ苦もあるさ、泣くのが嫌なら、さあ歩け  水戸黄門

■ 竹林伐採 by T2021/03/19

竹が伐採された裏山

我が家の菜園の裏山では、竹林が伐採されました。

竹は繁殖力が強く、時には里山の多様性ある雑木林が駆逐され「竹害」になることがあります。竹林が伐採されると、山上部のコナラやクリなどブナ科の落葉樹が目立つようになりました。今後ドングリを落として雑木林が広がることを期待します。

見通しや風通しも良くなり、イノシシの抑制も期待できます。春の新緑、秋の黄葉も楽しみ。

■ One's Wayのオススメです! by M2021/03/20

金沢の21世紀美術館そばの”Cafe & Gallery ミュゼ”で、One's Wayのイベントで何度もお世話になった「タウの木」中村ヨウイチさんの作品をご覧いただけます。

ペケのアトリエさんぽ

ペケのアトリエさんぽ

会期中、中村さんは在廊とのこと。

お父様のご逝去に伴い、奈良市内のお父様のアトリエに制作の拠点を移し、アトリエ兼ギャラリー「タウの森」をオープン。国の登録有形文化財に指定されている建物です。新しい空間で生まれた作品に触れていただけることと思います。アクセサリー、オブジェ、ランプシェードほか、無意識をくすぐられる作品に飽きることはありません。

「タウの木」中村ヨウイチさんについては、こちらもご覧ください。