One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ マシュマロを見ない by T2021/06/16

ケーキを見ない
マシュマロ実験とは、スタンフォード大学で行われた有名な実験です。大学関連のビング保育園にて行われました。

4歳児の園児の前には1個のマシュマロと研究者を呼ぶ卓上ベルがありまして、いつ鳴らして1個のマシュマロを食べてもよいのです。でも20分間マシュマロを食べるのを我慢して席を離れたりしなければ、2個のマシュマロをもらえるという実験でした。

結果は、食べてしまった園児と我慢した園児の割合は2 : 1。結構、欲求を抑えることのできない園児が多かったようです。

しかし、更に興味深いのは、その後の50年にわたる追跡調査です。
全体の約3分の1の我慢できた園児は、その後の人生において
大学進学適性試験の成績が良い
中年になった時の肥満指数が低い
自尊心が高い
ストレスにうまく対処する
という傾向が高く見られました。

そして、傾向として、高学歴・高収入の人生を手に入れたそうです。

ところで4歳児で既に先天的に我慢強さの格差はそんなに大きいのでしょうか?僕はどの子も五十歩百歩だと推測しています。ではどこで差が生じたのか?僕はこの実験にて、我慢できて将来的に豊かな人生を送ることができた園児たちの、あるマシュマロ我慢戦略に注目します。
それは「マシュマロを見ないこと」

ところで、僕は我慢弱い人間です。我慢弱いという弱点をどうやって克服するか?それは欲求を刺激するモノや場所に近づかないこと。

僕がスーパーマーケットをはじめコンビニエンスストア、ファストフード店、ドラッグストア、回転寿司、ショッピングモール、ポイントカード類に極力近づかないのもそのため。

スーパーの安売り品を買う方が、週2回の宅配食品を買うよりも安くつくかもしれません。しかし、スーパーに行けば、安売り品の他にも色々つい買ってしまうことが僕の場合想定されるので、結局無駄な浪費が増えることでしょう。

スーパーマーケットに行くのは1年に5回以下と話すと、皆んなに特別視されます。でもそんな時、亡き実父の言葉を思い出します。
「人と同じことをやっていたら、いつまで経っても人と同じ」

マシュマロ実験で我慢できなかったのは3分の2の多数、つまりフツーは僕みたいに我慢できない人ということです。