One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 脱炭素社会へのチップ化 by T2021/11/19

里山
先日、射水市農林水産課職員の方、及び金山里山の会前会長とともに、森林視察を行いました。僕が市の方へ訴えたかったことはただ一つ、
【樹木枝葉等のチップ化を支援して欲しいということ。】

昨今は、街中のみならず、どの地域においても、以下のようにPRされます。
「剪定した枝葉を自宅敷地や農地等で燃やすことはやめて欲しい。枝葉は市の焼却施設へ運び、有料で焼却してもらって下さい」

果たしてそれだけで、本当にいいんですか?

大量に運ばれてきた枝葉を、一気に大量に燃やすと、温室効果ガスたる炭素が一気に放出されますよ。今は脱炭素社会、カーボンニュートラルを目指す時代です。本当にそれでよいのですか?  

そこで提案するわけです。

剪定した庭木の枝葉や、里山整美で生じた枝葉をチッパー機にかけて、生じたチップを森林に撒いたり、堆肥の材料にしたり、庭に防草目的で撒いたりする。そうすればチップがゆっくり分解されて炭素放出もゆっくり緩和される。炭素ががゆっくり放出されると同時に、分解された無機肥料分を吸収して樹木や植物が成長し炭素を吸収してくれる。故に炭素放出がゼロとなる。

今、金山里山の会では、樹木の枝葉をチップ化するチッパー機を購入する予定です。チッパー機は会での使用のみならず、地元自治体の住民にも利用を開放して、自宅剪定枝葉のチップ化支援を考えています。そのような脱炭素社会に向けた住民の主体的活動を、射水市行政側にも知ってもらい、バックアップしてもらいたい。

このことが、僕の訴えたかった唯一のことでした。