One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 貯蓄よりも獲得 by T2020/12/25

薪獲得システム

寒さ本番になり薪の消費も加速してきました。今シーズン分として薪小屋にストックしてある分の4分の1が消費されました。今シーズン分は十分に残っています。

薪の貯蓄量がギリギリなのも不安ですが、だからと言って何年分も薪を貯蓄しておくのも問題があります。それは積んでおくスペースの問題以上に薪の品質問題です。薪も時間が経過すると朽ちていくからです。せいぜい3年分が限界と見ています。

現物の薪を貯め込み続けるより、薪を持続的・安定的に獲得できるシステムを構築していくことが重要です。現在金山里山の会活動にて、里山整備保全活動の結果生じた間伐材を薪として有効活用しています。そんなシステムを是非とも維持していきたいと考えています。

ところで、薪だけでなく、お金にも同様なことが言えるのではないかと考えます。日本人は貯蓄好きと言われます。しかしただ貯め込まれたお金というものは朽ちていく薪と同様、その資産価値はインフレや増税、社会保障負担金の増加等によって減少していきます。これだけ日本国の借金が膨れ上がり、その都度紙幣が濫発され、市場にお金がジャブジャブに流れ混んでいる現在、株価のインフレーションとも言うべき最高値更新が続いていますが、これは極めて危険な兆候とも考えられます。いつ何時弾け飛び、金利が上昇、デフォルト宣言、預金封鎖、ハイパーインフレーション・・現実味を帯びてきます。なのに!人々は国に更なる公助支援を求め、更なる国債発行を是としています。

貯め込むこと、保有することによって不安を完全に払拭することは不可能のように思えます。個々人が明日生きていくための糧・資材を持続的・安定的に獲得するシステム、そんなシステムを自助努力で構築していかねばならないと考えます。