One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 不要不急 by T2021/02/05

時間と重要性のマトリックス
最近よく不要不急という言葉を耳にするが、要と急の組み合わせを考えると4つの組み合わせが考えられる。すなわち
重要緊急、重要不急、不要緊急、不要不急

これは時間と重要性のマトリックスと呼ばれるもので、今何をするべきか行動選択する際に、この4つのカテゴリーのどこに属するかを考えながら行動の選択決定する、その手掛かりである。

4つのカテゴリーの中で、重要緊急と不要不急は一般的大人ならば選択に迷うことが少ない。火事や津波など重要緊急に属するケースにはほぼ全ての人が即行動するであろうし、暇つぶしの無駄なショッピングやカラオケなど不要不急の用件は、ちよっと賢い人ならば行動選択しないであろう。(では何故マスコミは不要不急の外出を控えるように報道するのであろうか?幼稚園児に諭す訳でもないのに)

選択に悩むのは、重要不急と不要緊急である。重要不急とは、今は切羽詰まっていないが、いずれ緊急になる重要用件である。例えば半年後の借金返済とか1年後の大学受験の勉強とか・・不急なのでついつい後回しにしてしまいがちの重要不急の用件を、計画的に優先順位付けして行動できる人間はとてもデキる人間であり、僕もそうなりたいと思う人間像である。

そして最後に不要緊急についてである。例えば友人に今晩銀座に飲みに行こうと誘われたとしよう。即返事を返さねばならない。緊急である。しかしながら飲み会そのものは重要とは言えない。この場合、たとえ緊急であろうと不要の用件は行動選択しないのも一つの賢明な選択である。

以上のことから、今の禍の中で国民に広く訴えるならば「不要不急の外出を控えましょう」でなく、「不要不急の外出は無論のこと、不要緊急の外出こそ控えましょう」とメッセージを送るべきだと僕は考えるが、皆さんどう思いますか?