One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ ボーっと生きてていいんだよ!💢 by T2021/02/21

石畑池の白鳥と鴨
頭を使うと甘いものが食べたくなる、とよく聞きます。でもこれは根拠に欠けるみたいです。

脳は人間の臓器の中で特にエネルギーを使う臓器だから、頭を使うとカロリーを必要とすると思っていました。確かに脳は特にエネルギーを使う臓器ではありますが、しかし脳は、よく考えている時もボーッとしている時も、さほど大差なくエネルギーを大量に消費しているようなのです。

脳のデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)という働きがあります。つまり何かに集中せずボーッとしている時、さまざまな思いが浮かんでは消え、そして流れていきます。そんなボーッとしている状態ではDMNが働いています。

DMNは頭の中の情報整理にとても重要な働きをしています。情報整理は記憶・
創造・柔軟な思考を助長します。DMNの働きが乏しいと情報整理が不十分となり思考が硬直化します。部屋の中が物で溢れかえり、散らかって行動がままならない状態に似ています。ひょっとしたら部屋の中の状態を見れば、頭の中の状態が分かるのかも知れません。

日々無秩序に頭を働かせ、忙しなく動き回って、そのご褒美として甘いものを食べたくなるのは、ただ単に甘いものを食べる行為が習慣化されているだけかも。あるいは甘いものが身の回りに散乱して、直ぐに手に取れる状態だからなのかも知れません。

ボーッとするには里山は良い環境です。何せそこに居るだけで気持ち良いですから。ボーッとする時間を如何に効果的に確保するか、それが賢い生き方のコツみたいですよ。ねっ、チコちゃん。