■ お金持ちのトイレ by T ― 2021/02/17
僕は、ヘンリーDソローの哲学に影響を受け、里山で簡素な暮らし、倫理的な暮らしを目指していますが、だからと言ってお金を稼ぐことを悪とは全く認識していません。むしろ、お金を稼ぐことやお金に関する教育は必要であると考えています。
田舎では自然の恵みと人々の助け合い精神が豊かだから、お金に執着するのは汚らしい、なーんて思っていません。どこに住もうが経済的自立に基づく自由と自尊心はとても大切だと思っています。里山も例外ではありません。
日本人には依然として、お金を稼ぐこと=悪 という風潮があると言われます。日本の学校教育においても、良い学校を出て良い会社に入ることを願う人が多い割には、お金に関する直接的な金融教育が殆どなされていません。そのことがかえってお金に対する漠然とした悪イメージを植え付けているのかも知れません。お金の話はタブーで話題にしてはいけない如く。
「公的年金なんて貰えるか分からないのだから、年金掛金を払うのは損だ」と、大の大人になってまでも、真面目顔で主張する日本人が存在していることには呆れ返ります。是非はともかくも、公的年金制度には多額の税金が投入されているわけで、少なくとも国税が投入されている分マイナスというはずがありません。(但し貰える額の世代間格差というマイナスはありますが) なんなら個人年金で公的年金レベルを目指して見ればよく分かります。
お金持ち=悪 というスキーム(偏見)を変えるデータを発見しました。
年収とトイレ掃除の関係
メディプラス研究所オフラボが調査した年収とトイレ掃除の関係性(2018)によれば、世帯年収800万円以上と以下では、明らかにトイレ掃除を毎日行う割合に差が見られました。明らかに高収入の家庭の方が毎日トイレ掃除をする割合が高かったのです。
逆も真、かどうか分かりませんが、いつの日かお金持ちになれることを信じて、毎日トイレ掃除するほうが、宝くじを買うよりも近道かも知れませんよ。