One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ ショプ中 by T2021/02/07

石畑池の白鳥
皆さんに質問です。僕の知人の話です。
その人は、日常的に、ほんのわずかの距離でもクルマを使い、極力歩きません。しかし、ジムに通っています。当然ジムにもクルマで行きます。このような人を、あなたはどう思いますか?

高い年会費を支払い、ジムのマシンでウォーキングするくらいなら、日常の通勤や買い物等に徒歩で行けば、お金を使わず且つ運動にもなる。だからこの人はヘンだ、とあなたは思いますか?

僕はそう思わないのです。何故ヘンだと思わないか?僕なりの仮説があります。正しいかどうか分かりませんけど。それはこういうことです。

「実は、その人はお金を使う行為自体に快感を感じているのではないか」という仮説です。

本来モノやサービスにお金を消費する行為は、モノやサービスを必要とするから消費するはずですが、お金を支払った瞬間、モノやサービスが手に入ると同時に、快感も手に入ります。この快感が常習化されると、必要でなく快感自体にお金を消費するようになります。

お酒依存症のことをアル中と言います。麻薬中毒をシャブ中と言います。では、ショッピング中毒はショプ中?

しかしながら、お金をたくさん消費してくれる人がいないと経済は回らず、税収も増えません。むしろ国、行政、経済界は、こぞって消費喚起に躍起です。お客様は神様みたいです。

我が市では2月いっぱい、PayPayで支払えば還元されるキャンペーンが実施中です。その影響で渋滞が頻発したり商品が即完売したり非日常現象が起こっています。でも消費喚起のために不平不満は言えないのかなあ。やれやれ。