One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 2021年初 by T2021/03/01

里山の塩づくり
昨日、今年初の「里山の塩」作りをしました。

2月、味噌作りをする際に「里山の塩」をたくさん使ったので、ストックが底をついていました。雪も解け、ようやく2月最終日に塩炊きが出来ました。

塩炊きの最中は、並行して薪割りをしました。薪割りも今年初です。

ところで皆さんは、時間とお金、どちらが重要ですか?
一般的に、人間は働いて(=時間を提供して)お金を稼ぎ、稼いだお金を使って生活必需品を購入します。何故生活必需品をお金で購入するかというと、生活必需品を自分で作る時間を節約するためでもあります。つまり、時間を提供してお金を獲得し、そのお金で再び時間を購入するというわけです。なんだか得をしているのか損をしているのかよく分からなくなります。

とにかく、塩も燃料も極めて重要な生活必需品、だから自分で作る。そのために自分の時間を提供する。とてもシンプルで分かりやすいと僕は思っています。

■ インフラストラクチャー by T2021/03/02

自転車のグリスアップ

3月に入ると、自転車シーズンが始まります。雪に閉ざされていた冬の間に回転部分の分解掃除とグリスアップを行います。この毎年の作業は、30年以上自分で行い続けています。

ひとくちに30年以上と言いますが、この継続が意外と地味で困難なんですよ。何故なら、最近のスポーツ用自転車部品は、分解してメンテナンスするのが日進月歩で困難になっているからです。別の言い方をすればメンテナンスフリーという名の使い捨てになってきているからです。

僕は旧式のシンプル機能の部品を使用し続けていて、従来通り分解してメンテナンスできるため、30年以上続けていられるわけです。専用工具も新たに購入する必要もありません。

機械やモノは壊れるものです。モノを購入する際に、新品の時だけを考えるのでなく、維持管理がしやすいかも長期的に考慮すべきだと考えます。

話は変わりますが、僕の住む里山地域でも新たな道路建設が行われています。少子化に伴い、今後移動人口が減少するにも関わらずです。雪国なので道路が増えると除雪負担も増加します。融雪装置工事も増えます。そして最近、道路等のインフラストラクチャーの老朽化が問題になっています。そしてその負担を次世代・次次世代に残そうとしています。次次世代は生まれて来るのも嫌になり、少子化するのも納得できます。

モノを所有する時には、短絡的・衝動的にならず、長期的思考を働かせる必要を感じます。子孫のためにも。

■ 自産自消の優先順位 by T2021/03/03

塩生産のための道具と燃料
生活必需品を自ら生産し、自ら消費するライフスタイルを、僕は自産自消と呼んでいます。自給自足が生活必需品の全てをみずから自足するのに対して、自産自消は、全ての生活必需品を自ら生産するわけではありません。そこには必要性の優先順位付け(プライオリティー)があります。この優先順位付けは生きていく上でとても重要なポイントだと僕は考えています。何故なら人生とは、一度切りの不可逆な有限時間だからです。

優先順位を決定する因子は、必要度の高さ、時間投資に見合った配当の高さ、生産手段のシンプルさ、の3つを常に考えています。

例えば、塩、味噌、醤油の3つの必需品があります。これに僕が優先順位を付けるならば、①塩、②味噌、③醤油、となります。

塩は生きる上で絶対必要不可欠であり、しかも無機物で永久保存可能、さらに塩生産のための道具と燃料がシンプルです(写真参照)。

次に味噌。材料の塩は自産ですが、米麹と大豆は購入して味噌を自産自消しています。米麹と大豆の自産は、限られた僕の時間を投資して、それに見合った配当が期待できないと考え外注しています。

最後に醤油。現在のところ醤油の自産自消は全く考えていません。醤油が無くても生きていけるので必要度が低く、醤油製造には専用の道具が必要で猥雑だからです。よって醤油は完全に購入します。

アレもコレも、二兎を追う者一兎も得ず、にならないために、憧れ、衝動、派手さ、興味本位に振り回されないよう、優先順位付けによる自産自消に努めています。

■ マイクロ落ち葉 by T2021/03/04

顔を覗かせたチューリップ

先日の強風の後、車庫コンクリート土間に溜まった落ち葉を集めると、ガーデニング用の大袋に入れて何と1立米くらいの量になりました。そのまま菜園に持っていって撒きました。

落ち葉はカサカサに乾いていて、手で揉むと粉々のマイクロ落ち葉に。これがプラスチックならば粉々のマイクロプラスチック問題になるのでしょう。でも落ち葉は分解して良質の土に循環していきます。自然はうまく出来ているものですね。

落ち葉は決してゴミ廃棄物でなく、良質の資源です。写真は、落ち葉の下から顔を覗かせたチューリップ。落ち葉が霜除けになります。

一方近隣では、落ち葉に混じってマルチ用の黒いビニール破片も飛び散っていました(我が家ではビニールマルチは一切使用していません)。ビニールは、たとえ小さく破れても決して自然界に循環せず、マイクロプラスチック問題になります。

ところで、富山県では用水に転落防止用の樹脂製フェンスを整備する計画だそうです。樹脂製の理由にコストの安さが挙げられます。落ち葉が用水に溜まって苦情を言う人は見かけますが、用水沿いの樹脂製フェンスに苦情を言う人は見かけません。長期的に見れば、落ち葉は自然に循環しますが、樹脂製フェンスが破損して散らかればマイクロプラスチック問題に行き着く、そんな危険性も留意しておかねばならないと考えます。

■ 樹脂製プランター by T2021/03/05

玄関先のマンサクの花
先日の強風で、近所のお宅横にあった樹脂製ゴミ箱が飛んでいました。そのお宅の人が言うには「フタが見当たらない」とのこと。地域のマイクロプラスチック問題にならないよう、フタが見つかって欲しいです。

ところで先日、ウェブでこんな記事を読みました。
「お金がたまらない人の玄関先でよく見かける、1億円貯まる人は絶対に置かない“あるモノ”」 ウーマン・プレジデント 2021/2/15

その“あるモノ”とは、植栽プランター。
大抵は維持管理が困難になり、世話されないプランターが無造作に置かれたままになりがち。1億円貯めた人の玄関先はスッキリしていて、まず見かけないそうです。

真偽の程は僕には分かりません。我が家の玄関先にも陶器製のプランターがあります。ただし、陶器製でなく樹脂製のプランターを玄関先に置くのは、お金が貯まる貯まらないに関わらず、僕は嫌いです。それに強風で樹脂製プランターが飛び散り、マイクロプラスチックになるやもしれません。

写真は、我が家玄関先のマンサクの花

■ 土地の資産価値 by T2021/03/06

原木椎茸

原木シイタケがポツポツと成り始めました。自家製原木シイタケの栽培は、金山里山に移住した直後から行ってきたので、かれこれ20年近くの経歴になります。当初は旧小杉町の森林組合から原木とシイタケ菌駒を購入して、宮田建築さんにドリルを拝借し作っていました。現在は金山里山の会での活動を通じて購入しています。

シイタケの原木栽培は、雑木林の木陰と湿度が適しています。

ところで、土地の資産価値は各人多様であると僕は考えます。スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどへ行くことのほとんど無い私たち夫婦にとって、暮らしの利便性や賑やかさ、華やかさにはあまり価値を見出しません。それよりも、例えばシイタケ栽培できる緑の多さや生物の多様性に価値を見出します。また例えばチェンソーの爆音も許容できる隣家との距離や緩やかな人口密度などに対し、土地の資産価値を見出します。

それはどこに行けるかの価値観でなく、どこに居るかの価値観と言えるでしょう。

■ 迎える by T2021/03/07

灯で迎える
里山は派手なネオンも無く、夕暮れも里山の美しさの一つです。3月に入って日没時間も遅くなってきました。

いつの頃からか、多分妻が始めたことだと思いますが、家族の帰宅時間前になると、玄関アプローチの灯りとガレージの照明を点けて迎える習慣ができました。

感応式照明ならば自動で勝手に点灯するでしょう。でも我が家の照明はその都度手動でスイッチ・オンしなければならないので、何時に帰宅するか夫婦お互いその日の予定を確認するようになりました。そして帰宅時間直前になると、迎える人は照明を点けるのです。不便さは人と人とを結びつける契機になり得ます。その反対に、安易な便利さは人と人とを疎通にするかも知れません。

昨日は僕が家に居て、妻が仕事で夕方帰宅だったので、ライトアップして迎えました。この日はまだ薄明るい中でのライトアップでした。

漆黒の闇夜や暗い雪の降る夜などには、家の灯りがまるで漁火のように見え、その灯りを見ると本当にホッとします。

帰る家があって、迎えてくれる人がいることは、とても有難いことです。

■ 「金山里山の会」とは何か by T2021/03/08

金山里山の会とは
「金山里山の会」って、何をしている会なの? と、時々質問を受けます。その質問にお答えしましょう。

およそ20年前、私たち夫婦が金山に引っ越してきて薪ストーブ生活を開始した頃、裏山に倒れた木や折れた枝がたくさんあって、「これを薪にできたら山もキレイになって、薪代も助かるのに」と思っていました。でも勝手に人の山に入ることもできず・・。

そんな時、「金山里山の会」が発足しました。会長さんに「一緒に、金山里山を活用して、里山を輝かせよう」と声をかけて頂きました。現在、金山里山整備を通じて、その過程で生じた薪を有効活用できるようになりました。

森の中を走りたいと思っていても、どうすれば森の中に入ることができるの?
里山の自然を観察したいと思っても、どうすれば山に入ることができるの?
落ち葉堆肥を作りたいと思っても、どうすれば雑木林に入ることができるの?

「金山里山の会」のおかげで、地権者、地元自治会、市や県といった行政、研究機関、森林組合、企業などの組織との仲介を「金山里山の会」が取り持って下さり、里山に入る窓口を提供してもらえるようになりました。

「金山里山の会」とは、個々の様々な里山活動(アプリケーション)を機動させるためのオペレーティングシステム(OS)である、と僕は認識しています。

里山に入る窓口(ウィンドウズ)が、「金山里山の会」なのです。

■ スローライフはロケットスタート by T2021/03/09

玉切りした薪原木
世の中、時間があるから事がはかどるとは限らない。時間に限りがあると意識するから、時間を大切にする意識が強くなり事が進む場合が多い。

今シーズンの里山の雪解けは遅い。だが雪を理由に薪ストーブにあたっている暇はない。林道もまだ軽トラック通行不可の箇所が多いが、通行できる場所を探せば薪用原木の搬出はできる。

先日の3月第1日曜日、「薪焚き人の会」の作業日だった。日曜日、皆がのんびりしたい休日に5名の薪焚き人が集まった。皆働き者ばかり。

先年秋から森林組合の作業員が里山整備のため間伐し、作業道脇にキレイに並べて下さった間伐材を、ドンドン玉切りして搬出した。間伐材を搬出すればそれだけ里山は綺麗になる。里山を綺麗にする過程で生じる薪。僕は軽トラック2回分の薪原木を運ぶことができた。感謝。

次の日、早速薪割り開始。裏の竹藪では森林組合員が竹伐採作業。話を伺うとブラジル出身とのこと。その労働エネルギーたるや凄い。でもその人に言われた。「あなた、この薪、全部手斧で割ったのか?」と。

僕は「そうだ」と答えた。日本人もまだまだ捨てたもんじゃない。

現代は情報も移動も高速化社会。一分一秒が貴重である。のんびりしている暇はない。

里山スローライフはロケットスタートで春を開始する。じゃ、お先に失礼。

■ 便利さの落とし穴 by T2021/03/10

加湿器

加湿器肺炎をご存知ですか?加湿器内に発生したカビやレジオネラ菌を吸い込むことによって生じるアレルギー性の肺炎です。命にかかわることもあるそうです。

新型コロナ肺炎やインフルエンザ対策として加湿器が普及しているそうですが、その加湿器によって肺炎が生じる。それを防ぐにはこまめな加湿器清掃が必須のようです。

しかし加湿器の便利さは手間要らずであること。なのに手間ひまかけて掃除しなきゃいけないなんて。だから掃除が億劫になる。

我が家の加湿器は、写真のように薪ストーブ天板に設置されたスティーマー。単に鋳物製容器に水を入れたものです。200度以上の天板に置かれているためカビや菌は発生しません。原始的機能の道具はとてもシンプル。

ところで皆さん、電気湯沸かしポットの除菌清掃はされていますか?加湿器同様電気ポットも清掃を怠ると水アカ等で結構不潔のようですよ。ちなみに我が家には電気ポットも存在しません。写真のように薪ストーブ天板でお湯を沸かしているので大丈夫。

ところで皆さん、エアコンのフィルター清掃はされていますか?エアコンも清掃を怠るとカビやダニを撒き散らしアレルギーや肺炎の原因になるようです。ちなみに我が家の暖房は写真のように薪ストーブなので安心です、がしかし、灰取りや薪運びなどフィルター清掃以上に手間はかかります。

便利なものには落とし穴がある。ならばこそ、不便さを手間ひまかけて楽しんだ方がお得と僕は考えますが、如何ですか?