One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 雑草といえば雑草 by T2021/04/06

立金花(リュウキンカ)
コメツブウマゴヤシ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ・・ちょっと前まで雪が積もっていたというのに、みるみる雑草が伸びています。

雑草が生えない土地は死んだ土地。雑草は二酸化炭素を吸収し酸素を供給してくれています。

自生雑木林に囲まれた里山に住んでいると、過度に作り込まれた庭は何となく居心地が悪く、妙に浮いた庭に僕には見えてきます。それよりも適度に雑草が自然と蔓延り、グランドカバーになっている庭の方が、より美しく感じます。

何を美とするか、主観に振り回される個人として、美を定義することは困難です。そんな時、美の定義を模索するよりも、美の効果に意識を向けるほうが、かえって本当の美に気づくことが出来るのかも知れません。

庭に囲まれ、毎日気持ちがゆったりして、心が寛く穏やかならば、その庭の美はある意味で本当であり、美の効果が発揮されているのかも知れません。

反対に、いつもイライラ周囲に当たり散らす毎日ならば、その庭の美は偽りの美なのかも知れません。たとえ草取りが徹底していたとしても、それは他人の評価、世間の目を意識するだけの美なのかも知れません。世間の目と呼ぶものは、自分の目です。

美しい庭というものは、心身を健康健全にしてくれるはずです。

写真は我が家の庭に群生するようになった立金花(リュウキンカ)。雑草といえば雑草です。