家を新築する前、自分でできるところは極力セルフビルドしようと意気込んでいました。設計士さんに相談すると
「塗装だったら、比較的初心者でもやりやすいかも」
と言われ、塗装しかできないのか、と少々ガッカリした記憶があります。

確かに漆喰壁を自分で塗ろうと挑戦したけど、コテに壁土さえ乗せることがでませんでした。コンクリート養生のための水撒きや、断熱材をはめ込んだり、板壁を貼ったり、自分のやったことといえば、大工さんの足手まといのお手伝い仕事ぐらいでした。

結局、設計士さんの予想通り、家の塗装作業だけが100%全て自分で行った作業に落ち着きました。

ログハウスやプレカットハウスと異なり、木組み在来工法の住宅は決して甘いものではありませんでした。

しかし、たかが塗装と思うなかれ。塗装は外注すれば結構のお値段になります。確かにプロの塗装はやはりプロの仕上がり、でも素人仕事もそれなりに味がありますよ。

ところで、今回の我が家北面再塗装において、初めて僕はコーキング作業を行いました。所々古いコーキングに亀裂が見つかりました。でもプロにお願いするほど多くなかったので、自分ですることにしました。我が家を建てて下さった宮田建築さんに道具をお借りし、適するコーキング剤等を教えて頂き、なんとかDIYしました。塗料が乗るようにシーラントは、ウレタン系のノーブリード、環境に配慮した剤を使用しました。(シリコン系は塗装不可)

今まで何度も再塗装をしてきました。
たかが塗装、でも何事も繰り返していれば、されど塗装。