■ 無変化の自転車の工具 by T ― 2020/03/06
自転車、とりわけサイクリング用自転車はとても簡素な作りになっていて、分解掃除や部品交換はとても簡単、しかもクルマのように車検や税金はかかりません。さらに、自分で分解掃除や部品交換などを行えばメンテナンス維持費がとても安上がり・・ました(過去形)。
残念ながらなぜ過去形かというと、今どきのサイクリング用自転車は部品の構造がとても複雑になってきており、分解掃除をせず即交換しなければならない部品が多くなってきています。それにつれて購入費は無論、維持費も格段高額になっています。
僕はそんな自転車を楽しく思わないので、今どきのサイクリング用自転車に乗りません。かたくなに昔流のサイクリング用自転車に乗っています。
コンピュータやIT機器の世界では、時流に逆らって旧型機器を使用し続けることはほぼ不可能です。大概のツールはそんなもんでしょう。しかしサイクリング用自転車は時流に逆らうことのできる数少ないツールの一つです。それには理由があります。それは、
日本には競輪競技があるからです。ギャンブルとしての競輪は条件を一定にすることがとても重要であり、そのおかげで競輪用自転車は数十年間全く変化していません。変化していないスポーツ用自転車が現在も第一線で活躍使用されています。
僕のサイクリング用自転車は、競輪用自転車をベースに、ブレーキとフェンダー(泥除け)とキャリアを加えただけの自転車なので、容易に無変化を維持できているのです。
無変化なので、分解掃除をするための専用工具も無変化。写真に見られる工具は30年以上前の学生時代から使用している工具類です。