One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 意外と軽い、意外と良い by T2020/03/19

玉切りのコナラ
コナラの木は薪に適しています。堅木で燃焼が長持ちすることが主な理由ですが、それだけではありません。

コナラは根元や余程ねじれている箇所でない限り薪割りがスムーズにパカパカ進みます。程よい堅さが斧の衝撃をダイレクトに伝えてくれるからでしょう。それに対してスギのような軟木は所々に節があり衝撃が途中で止まってしまったり、斧刃が食い込んだり、意外とコツが必要です。

堅木でもカシやケヤキはとても堅く、サクラは程よい堅さですが樹皮が裂けにくく気持ち良く割れないことが時々あります。

堅木の難点は重いことですが、この時期伐採されたコナラは意外と軽いです。その理由は水分含有量が少ないからです。木を伐るのはお彼岸からお彼岸までと昔教わりました。すなわち秋分から春分の時期は木の休眠期で水を吸い上げていないので作業能率が上がり、薪の乾燥も早いというわけです。原木を重さ単位で購入される方はこの時期に伐られた原木を購入されることをオススメします。

ともあれ、コナラの木は薪に適しています。・・がしかし、
どんな樹木でも良い点悪い点があり、適材適所で薪ライフを楽しめば良いと思います。

最高の薪は手に入る多様な薪。多様な薪の方が楽しいです。