One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 無人化 by T2020/09/19

栗の皮むき
僕はコーヒーが好きです。ドリップコーヒー、インスタントコーヒー、コーヒーに貴賎の区別無しと思っています。
しかしながら、コーヒー好きの僕にとって一番美味しく感じるコーヒーは何か?
「それは、誰かに淹れてもらったコーヒーです。」

最近、世の中は便利になって、面倒な仕事の無人化が進んでいます。

キッチンを見てみましょう。スーパーのお惣菜や加工食品の電子レンジで「チン」調理。後片付けは食器洗浄機。食後のコーヒーもコーヒーメーカーが作ってくれる。こんな手間入らずなキッチンにもかかわらず、時々外食も。

そんな時代だからこそ、人間の手間が加わった成果は貴重で有り難いものに感じられます。人間の手間とはその人の時間と労力が投入されることです。その人間の人生の一部つまり生命の一部を捧げての投資をすることです。だから価値があるのです。

今後、生活の無人化・自動化が更に進むでしょう。と同時に、人間の手間の希少価値も無人化に反比例して上昇するでしょう。

ところで生活の無人化・自動化の目的は何なのでしょう?面倒なことを避けることだけが目的でしょうか?無人化・自動化の目的の一つに、稼ぐ時間を捻出するためといった目的があると僕は思います。今後年金支給額も減少し、高齢になっても稼ぐ時間を捻出せねばならず、よって無人化・自動化は加速するでしょう。

ならば、僕は考えます。1日も早く稼ぎの無人化・自動化を達成し、稼ぐために費やす時間を手間をかける丁寧な生活に充当させることを。

写真は、昨日庭で拾った栗を妻が調理してくれた時の写真です。栗を拾って、茹でて、皮を剥いて、栗おこわにして、そして昼の弁当に詰めてもらいます。無人化・自動化の時代だからこそ、貴重で有難い人間の手間です。

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