One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 来年もデルフォニクス by T2020/11/11

デルフォニクスA6タイプB
来年の手帳を用意しました。2007年からずっと同じデルフォニクスA6タイプBの手帳を使い続けています。

使い始めた2007年頃は銀座伊東屋で購入していましたが、最近はインターネットを通じて配達してもらっています。便利になったというか何というか・・。

便利といえば、スケジュールをウェブ上で管理する人々が増えているようです。しかし僕は現在のように当面手帳管理を続ける予定です。

手帳は未来の予定を管理するだけでなく、過去の記録保存としての目的を持っており、記録を調べる際に手帳の方が極めてスムーズだからです。またデバイスが変わって過去のデータを保存し直したりする必要もありません。物理的なダメージによってデータが消滅するリスクにも手帳の方が強いです。

時々ブログで紹介したこともありますが、1年間のうちで何回僕は外食したかとか、何回スーパーで買い物したかといったデータも、このアナログな手帳から導き出します。昨年いつ薪ストーブに火が入ったとか、ピーマンの最後の収穫はいつだったかとか、簡単に知ることができます。

僕にとって、毎日書いているブログ記事が頭の中を流れ消えていく泡沫思考を留めおく手段とするならば、日々流れていく日常歴史を固定化していくのが手帳です。

私たち人間がまだ見ぬ未来に向かって戦略を立てる際、過去の歴史(情報)を手掛かりにするのが常道というものでしょう。

世界的資産家ジム・ロジャーズ氏も語っています。
「注意深くなることだ。それは歴史から学ぶしかない」 『ジム・ロジャーズお金の新常識コロナ恐慌を生き抜く』(朝日新聞出版)より

■ 暖房費は固定費 by T2020/11/12

薪
薪ストーブも本格的に稼働しています。

ところで暖房費は明らかに固定費。生活する上で好き嫌いに関係なく支払わねばならない支出です。暖房は自分の趣味じゃないから暖房しないという家はまず無いでしょう。

そういう避けては通れない必須の固定費を無理なく削減するのは、とても重要だと考えます。と、こんな話をしているこの瞬間も、室内の暖房費は加算され続けています。そうです、現代人はゆっくり休んでいる時間もお金を使っているわけです。

しかし、薪ストーブは焚けば焚くほど、電気や灯油などの暖房器具と比較して固定費の格差が大きくなります。何故なら今まで薪作りに労力を費やした分、暖房費をほとんどかけずに済むからです。これもひとえに地元金山里山の会活動のおかげです。

最近、コロナ禍の影響で自宅で過ごす時間が増えています。それにつれて暖房固定費も増えているはずです。その点でも、薪ストーブ暖房は固定費がほとんどかからず気持ち良くステイホームできます。

ところでところで、暖房費を削減するには薪ストーブ暖房が最高と主張するわけではありません。僕が考えるに究極の暖房費削減法とはこうです。
「現在、自分の家の暖房費がいくらかかっているかを知ること」

先ず知らないことには始まりません。

■ 同じ火をつけて燃やすなら by T2020/11/13

薪を燃やす
2020年10月にタバコの値上げが実施されました。一箱500円として毎日一箱吸うとなると1ヶ月で15000円、1年間で18万円です。

18万円って額は、私たち金山里山の会が販売している乾燥済み薪を約7立米購入することができる金額です。ちなみに我が家の1シーズンに消費する薪量は約9立米。よってタバコを止めれば自分で薪割りもせずに直ぐ燃やすことのできる薪を家まで運んでもらうことができるというわけです。

でも僕はタバコを吸わないので、禁煙して18万円を捻出することが出来ません。よって自分で薪を作っています。

ともあれ、どうせ火をつけて燃やし灰にするならば、タバコよりも薪の方が良いんじゃないかと僕は思いますが、あなたはどう思いますか?

■ 自分にはムリ? by T2020/11/14

紅葉の庭
「ピカソやシャガールの作品を家に飾ってみてはいかがですか?」

もしも突然そんなふうに言われたなら、あなたはどう思いますか?

そんな教科書に出てくるような画家の作品を買うなんて、美術館や大富豪じゃあるまいし、自分なんてムリ、と思いますか?

どうせ自分なんか、自分にはムリ、自分には審美眼も無いし、自分には関係のない世界・・そう思ったならば、確かに無理かも知れませんね。

でも、どうすれば手に入れることができるかを考え始めたならば可能性があるかも。

例えばこういう方法はどうですか?ピカソやシャガールの一点ものの油絵は超高額大富豪級かも知れませんが、リトグラフ(石版画)だったら数万円から数十万円で購入できます。リトグラフとはいえ作家サインのあるホンモノ美術品です。美術館のショップで売られているポストカードとは違います。

数万円でスマホを買い換える代わりにシャガールを。数十万円で中古軽四車を買うくらいならピカソの作品を。スマホや軽四は時間が経過すると価値が下がりますがピカソやシャガールは上がります。何も買わずに貯金しておいても貨幣価値は下がりますが、美術作品は下がりません。

さて、このブログでは美術作品の購入を勧めているわけではありません。
人生において何かを願った時、自分にはムリと考えたらそこで終了、でもどうすれば願いを叶えられるか考え始めたら可能性は続く、そう僕は考えます。

里山暮らしや薪ストーブライフを夢見た知人を何人も知っています。その中でも、どうしたら夢見た暮らしを実現できるか考え続けた知人も知っています。

■ ウィン・ウィンの関係 by T2020/11/15

チップと牛糞堆肥
先日、いつもお願いしている地元の畜産農家からトラック一杯分の牛フン堆肥を菜園に運んでもらいました。本当に助かります。運んで下さった農家の人は「牛を飼い続ける限り処理せねばならない牛フンだから、こっちも助かっている。」とおっしゃいました。お互いにウィン・ウィンの関係です。

一方、里山の整備の過程で生じる間伐材。放置すれば大雨で流れ、ため池や水門を詰まらせる可能性のある間伐材。この間伐材を薪として活用する。金山里山の会は、それをつなぐ社会的システムとして機能しています。これもウィン・ウィンの関係。

市の管理する公園等整備から生じる剪定枝葉は焼却するとなるとコストがかかります。コストは市の税負担。そこで、金山里山の会活動にて剪定枝等をチッパー機にかけて細かくチップ化。そんなチップを菜園に運び入れて有機的土壌を作る。これもウィン・ウィンの関係。

誰も損をしない、誰も不幸にならない、お互いにメリットがある、それがウィン・ウィンの関係です。
そしてそれがロハス(Lifestyle of Health and Sustainability )です。

■ 少々ズボラに by T2020/11/16

紅葉
薪ストーブ内に溜まる灰は、キレイにかき出さない方が良いんです。何故なら灰が炉内を急激な温度変化等から保護する役目を担っているからです。ストーブ周りはキレイに片づけた方が良いですが、炉内は少々ズボラに。

話は変わって、家のあちこちに溜まるホコリ。このホコリがもし地球上から無くなったならば、人間は生きていけないそうです。何故なら太陽から放出される紫外線等が緩衝されることなく降り注ぐからです。だからと言って、家の掃除にズボラになった方が良いとは言わないけれど。

20年前にネパールのヒマラヤに行った時、こんな話を伺いました。現地のシェルパ民族の人々は、水や燃料が貴重なこともあり頻繁に入浴する習慣はありません。当然皮膚に土埃が付着した状態が日常化します。しかしその土埃が高地の強烈な紫外線から身を守ってくれているそうです。

かつて僕のかかりつけ医の先生は、頻繁な入浴はカルシウム不足等を引き起こし身体を弱くすると言っていました。本当かどうかは確認していませんので分かりませんが。

ともかくも、極端な完璧・潔癖・純粋性は不自然であり却って脆弱でもあり、少々ズボラでいい加減な方が健全という事例は結構あるようです。

■ 薪置き場は1日にしてならず。 by T2020/11/17

薪置き場

昨日から薪割りを再開しました。木を伐るのも寒い時期が適しているのと同様、薪割りも寒い時期が適しています。何故なら薪割りをすれば身体が暖まるからです。

割った薪は直ぐには焚くことができません。ひと夏を越して乾燥させる必要があります。現在薪ストーブで焚いている薪は2017年ヴィンテージです。

一方で、何年間も薪を保管しておくこともできません。徐々に虫に食われたりして土に戻っていき、薪は山に帰って行きます。だから欲深く、限りなく薪を貯め込むことができません。ストックされた薪が少なくても心細いし多すぎても良くないわけです。

となると、薪をどのように積んで置くか頭を使います。何故なら古い薪の上に新たな薪を積んでいけば、いつまで経っても古い薪だけが残っていくからです。

我が家では、乾燥させるための薪置き場を6つの空間に分割し、それぞれの空間の薪山が自立した状態になるようにして、順番に移動できるようにしています。

薪置き場の試行錯誤が落ち着いて今の状態になるまで、約15年かかりました。薪焚き人の皆さん、自分の薪ストーブライフに従って理想的な薪置き場を作り出してください。

■ 自分でできることの楽しさ by T2020/11/18

エンジンオイル
軽トラックに乗るようになって楽しみが一つ増えました。それは自分でエンジンオイル交換をすること。軽トラックのエンジンオイルは上から吸引して抜くのでなく、オイルタンク下のドレインボルトを緩めて出し切るのでとてもカンタン。自宅ガレージでできます。

1年点検や2年ごとの車検時は、エンジンオイルと共にエレメントフィルターも交換するためディーラーで行ってもらいますが、その中間の6ヶ月毎のオイル交換は自分で行います。

なるべく構造や機能がシンプルで自分で管理できるのが一番。ところが最近は便利さ快適さを追求するためか、機材の複雑化が進むばかりです。

自転車も然り。車輪のハブやクランク軸の分解掃除及びグリスアップも楽しい作業ですが、最近の自転車部品は複雑になる一方で自己メンテナンスが困難。その代わりに価格が上昇するばかりです。だから僕は敢えて旧式の自転車部品を使用するようにして、お金をかけずに作業をしています。

なるべく構造や機能がシンプルで自分で管理できるのが一番。自分でできることを自分でするのはとても楽しいことです。

■ ひとすじの道 by T2020/11/19

落ち葉の道
オーダースーツやオーダーシューズ(ビスポーク)があるように、自転車にもオーダーフレームがあります。自分の体格や乗り方に合わせてスチールパイプを採寸カットし溶接して作る自転車のフレームです。

僕はサイクリングに目覚めた学生時代から現在に至るまでの37年間で、ちょうど10本のオーダーフレーム自転車を乗り継いできました。これら10本のフレームは唯一人のフレーム職人の手によって作られてきました。言い換えれば僕は唯一人の職人さんの作るフレームだけに乗り続けてきたわけです。

アルミやカーボンなど新素材フレームが主流になった今でも、僕はクロモリスチールフレームに乗り続けてきました。これだけは全くブレることがありませんでしたし、今後もそうでしょう。

そのフレーム職人さんも、もうすぐ80歳に近づいてきました。やがて80歳になる現在まで、フレームを作り続けてきましたし、今後もそうでしょう。

先日、秋の叙勲において、その職人さんは旭日章を受賞されました。その道一筋に生きてきたことが評価されることは何と素晴らしいことでしょう。

今日も、その職人さんの作った自転車フレームに乗り続けることのできる有り難さをかみしめています。

■ できました! by T2020/11/20

ドネゴールツイードのヴェスト
お仕立て注文していたヴェストが出来あがりました。

前見頃はドネゴールツイード・モロイ&サンズの生地、後ろ見頃はタッタソールチェック生地です。

ドネゴールツイードの特徴はネップと呼ばれる不規則に散りばめられた色毛玉。ドネゴールツイードは元来、農家の手織り生地で色糸の節が入り乱れています。そんなネップにかえって素朴感と温かみを感じて僕はとても好きです。

ネップは通称ソルト&ペッパー(塩と胡椒)、魚の骨のような模様のヘリンボーンジャケットに合わせればそれは塩焼き魚!

2016年、私たち夫婦は、アイルランド・ドネゴール地方のアーダラ村を訪れました。アーダラ村はドネゴールツイードの中心地。周囲にはブラックフェイスと呼ばれる羊の群れ、川の水は泥炭地層を流れるからか黒い色をたたえていました。

しかしながら、この時購入したものはマギーのハンチング帽のみ。レディメードのジャケット等は何となく野暮ったいというか田舎臭さが感じられたのです。

この度、5年越しでドネゴール・ヴェストを地元富山でオーダー。とても気に入っています。(仕立て : ザ・モスト 富山市)

ちなみに、後ろのタッタソールチェック柄は、乗馬格子とも呼ばれ、ロンドンの馬市場の名前です。市場の創設者リチャード・タッタソール氏の名前が由来。馬にかけた毛布やそこで働く人のオッドベストの柄などに使われていたそうです。だから馬ならぬ自転車に乗る時も相性抜群です。