One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 樽を知る by T2021/05/25

スコットランド_スペイサイド
スコッチウイスキーは必ずオークの樽(コナラ属樹木でできた樽)で3年以上熟成しなければならないと、法律で定められています。でもスコットランドにはオークの樹木は多くありません。以前からスコッチは、アメリカからのバーボン樽やスペインからのシェリー樽を中古で輸入してきました。

でも、中古でも全く問題ありません。むしろスコッツ達は「バーボンが新樽のエグ味を取り除いてくれている」と言っているそうです。

オーク樽は70年ぐらい使用できるそうです。何度も大切に樽を使い回します。それだけオークの木つまり日本で言うところの楢の木は貴重で有用だということです。

元来、スコットランドには森が無かったわけではありません。かつて森の木を乱伐した後、森が再生できなかったことが原因です。

私たち金山里山に住む者も、楢の木の乱伐に留意し保全に努め、大切に受け継いでいきたいものです。

樽を知り、足るを知る。