One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 里山は大荒れ! by M2017/12/05

西側の窓からの眺め

今日は朝から荒れ模様の天気です。激しい雨が南西側の窓を叩きつけています。庭の樹木は葉を落としたため、雨の直撃を窓ガラスが受けています。

北側に丘陵があるため、冬の季節風の影響は軽減されます。しかし、今日は西風のため窓ガラスは辛い思いをしそうですね。

最高気温は10度との予報ですから、暖かくして1日を過ごそうと思います。

そんな今日、夫は「金山里山の会」の臨時活動に参加するとのこと。カワラダケの採取のため山に入るようです。富山県森林研究所の先生が来てくださるとのことで、会長さんが声をかけてくださいました。

大荒れの天気の中、怪我のないこと、また、風邪など引かないことを祈っています。

■ 物価上昇率0% by T2017/12/05

金山の丘陵から切り出した薪
冬になって灯油やガソリン料金など燃料費が上昇傾向にあります。一方、物価という観点からすれば自産自消の薪は、自ら原木を伐り出したり近隣から原木や木っ端を頂いたりする上では、巷の市場物価動向や世界情勢に左右されることはありません。

とはいうものの、私たちが薪ストーブライフを志した20世紀末、バブル経済崩壊後で、灯油料金は1リットル約50円でした。当時、森林組合などから原木を購入して自分で薪割りをしたとしても、灯油暖房よりも高くつくだろうと僕は試算しました。しかしたとえ高くついたとしても薪ストーブライフをしたいというのが当時の心情でした。

4年前、林業従事者からコナラ原木1トン7000円で3トン購入した以降、ここ3年間は近隣の里山において、薪の完全自給自足を実現しています。そういった点で我が家の薪は、物価上昇率は0%はおろかデフレスパイアルです。

里山に経済性を取り戻すことを目指す金山里山の会と、「会員は薪を他所から買ったら絶対にあかんよ!地元の木を活かさにゃあかんよ!」と叱咤激励してくださった金山里山の会の会長さんには本当に感謝しています。

経済性とはお金や利潤を増やすことのみを意味するのではありません。経済とは経世済民、つまり世の中をおさめ民をすくうという意味です。お金が悩みの大きな種になるならば、金融経済とは異なったシステムとしての経済を再考することも必要なのではないでしょうか。

モノの価値とは、対象に投入された手間と時間の総量です。つまり手間と時間を自ら投入できるならば、人はお金以外の経済的価値を自ら生産することができるというわけです。現在の僕にとって悩みは、価値を持続的に生産できる己の健康と時間の確保を、いかに実現していくかということです。