One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 静寂の里山、と思いきや by T2017/12/15

石畑池の白鳥
夜中の3時過ぎ、目を覚ましました。雪が降る夜はとても静かです。・・と思いきや、遠くから聞こえる哀愁を帯びた鳴き声。そう、白鳥の鳴き声です。

真夜中、この寒波に乗じて新たな白鳥の家族が、我が家の近くの石畑池に到着したのでしょうか。

昨年と一昨年、石畑池の泥上げ工事がなされ水深が深くなることによって白鳥が来ないかもと心配していましたが、例年通り越冬してくれました。そして今シーズンも順調に飛来しています。

先日、元ノートルダム聖心学園理事長、渡辺和子氏の著書『置かれた場所で咲きなさい』を読みました。とても美しい書物です。

和子氏のお父様は渡辺錠太郎氏。かの二・二六事件で凶弾に倒れた元教育総監 渡辺錠太郎氏です。和子氏は事件当時、わずか1メートルほどの距離で実父が数十発の銃弾を浴びる光景を目の当たりにしました。

色々なご縁によって私達夫婦はこの金山里山に根を下ろしました。この先何かと理不尽なこともあるでしょう。とにもかくにも、精一杯この場所で暮らすつもりです。

■ 金山郵便局前の雪かき by T2017/12/15

里山の日の出
雪の積もった朝、金山郵便局の前を通るといつも思います。
「朝早くから雪かきをされているなあ。」と。

昨日の朝も女性の局員さんがせっせと通路を雪かきされていました。富山県民だったら雪の日は長靴を履いて外出するので、少々雪があっても足が濡れたり歩けなかったりすることはありません。車道と違って極論を言えば、雪かきしないでも徒歩は歩行可能です。

合理主義的に見て歩道や玄関は雪かきしなくても良いのでしょうか?確かに通行の為だけだったら労力と時間を浪費することになるのかもしれません。功利主義的に見て雪かきに当てる労力と時間を他の生産的活動に当てた方が得策かもしれません。とりわけ朝だったら一分一秒でも睡眠時間を確保したいと思うかもしれません。ただでさえ忙しい昨今ですから。

でも、綺麗に雪かきされていると僕は気持ちが良いです。とりわけ商店や金融機関などビジネス施設だったら信頼感が増します。来客が増加するかもしれません。反対に余裕と秩序が保たれていれば犯罪者を寄せ付けない効果も期待できます。

我が家は商店ではありませんが、金山郵便局を見習って雪かきしたいと思います。余裕と信頼感と秩序を保つ生産的活動として。

写真は、今朝の日の出。リビングから対岸の里山に上る太陽を撮影しました。この時期朝日が差し込むとサングラスをして朝食を食べたくなります。それにしても今朝は冷え込みました。今日も金山郵便局前はきれいに雪かきされているでしょう。