One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 木と鉄 by T2018/08/15

木と鉄の庇
我が家の大部分は木と鉄でできています。

キッチンの天板のみタモの集合材ですが、それ以外は全て無垢材。合板は一枚も使用していません。断熱材もコルク材なのでこれも木。高温多湿の時季は無垢材の調湿効果が快適です。例えばスギの床板に裸足が気持ち良い。水拭きもでき畳のように虫干しする必要もありません。

一方、鉄材はステンレス屋根、玄関アプローチの橋、庭に降りる階段等に使用されています。鉄材のほとんどは亜鉛溶融メッキ(亜鉛ドブメッキ)されているので錆は抑制されていますが、一部塗装材が使われています。

南西側の庇を支える鉄材の塗装に錆が見え始めたので、耐水ペーパーで錆を落とし再塗装しました。夏の日差しがシルバー塗料に反射して眩しいので、サングラスをかけて作業しました。

木にしろ鉄にしろメンテナンスを怠ると朽ちていきますが、逆にメンテナンスし続ければ相当長持ちするものですよと、家新築の際、設計士の天野一男氏に言われました。確かにその通りです。でも自分でするメンテナンス作業も楽しいものです。

視点を変えれば、材が朽ちて自然の循環サイクルに組み込まれていることも大切なことです。

最近はマイクロプラスチックが地球規模で問題となっています。朽ちないから永久だと考え樹脂プラスチック建材を使用する場合があります。でもそれは大間違いです。樹脂プラスチックは朽ちない代わりに劣化し粉々に割れていきます。一度ヒビが入った樹脂プラスチックは補修できず見た目も汚らしくなります。そしてかぎりなく粉々になりマイクロプラスチックとなるわけです。どれだけ細かくなっても、朽ちて自然界の循環サイクルに組み込まれることがありません。

難しい話はさておき、補修の跡や再塗装の跡を眺めるのは、とても楽しいものです。