One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 長期投資と短期投機の違い by T2019/08/17

今朝の収穫
私達が里山に家を構えてから7年ほど経過した2007年、新たに菜園用の土地を購入しました。

ふと考えることがあります。もしも土地購入資金を野菜購入資金に回していれば何年分の野菜を購入できたのだろうかと。野菜を育てる労働手間も無く、天気や豊凶に一喜一憂することなく。しかも草刈機や小型耕運機、農作業用の道具などに投資することもなく。

更に考えます。広告チラシを見て少しでも安い大手スーパーや大手ドラッグストアへ走ったりしたならば、一層私達が支払った土地購入資金額でもってより長く野菜を不労に消費できたであろうかとも。

ただ、こうも考えます。自家菜園と安売り野菜購入の違いは、長期投資と短期投機の違いのようだと。野菜を作ることは自分の健康と皆なの環境にとって良いことだと信じるからそれを応援するために投資すること。一方、大手の薄利多売野菜を購入することは野菜そのものの価値以上に消費の利ざやを稼ぐチャンス(機会)に投機すること。

ところで、現在のお金というものは金に交換できない不換紙幣であり、信用信頼を基盤としたお金です。つまり信用信頼を失ってしまえば只の紙切れです。ある人が言っていました。「儲けとは信じる者」。信の所在に儲けは発生するということでしょうか。

お金儲けとは決して汚いものではありません。それは信用信頼の兌換紙幣であり、自分が信じるものを応援するために投資するのが用途としては理にかなっているように思えます。信じるものに投資という形で応援することによって、反対に投資対象からの信用信頼を獲得できるかもしれません。少々高くても地元商店街の自家製造ビールを飲んで応援し上客になるように。

ともあれ、僕は自分達の健康と既存の自然生態系を信用応援したいと思い、菜園用の土地に投資しました。