One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 里山(の塩)で脱塩 by T2019/10/05

里山の塩完成


高血圧などの血管障害を予防するためには、減塩が大切!健康診断ではよく言われます。
でも、海水を煮詰めた天然塩の場合はちょっと違います。


一般的に市販されている食塩は塩化ナトリウム濃度が99%以上。カリウムなどのミネラルは含まれていません。カリウムは過剰な塩分を排出する働きがあり、とても重要なミネラルです。よって一般的な食塩を摂取する際は意識して減塩に努めたり、他の食材からカリウムを摂取したりする必要があるというわけです。


一方、海水を煮詰めた天然塩の場合、塩化ナトリウム濃度が約78%。それ以外の約22%は塩化マグネシウムや塩化カルシウム、塩化カリウム(2%)などです。海水成分率は人間の血液や汗の成分率に近いそうです。人間も海洋生物から進化してきたという証拠でもあるでしょう。


というわけで、もうお分かりかと思いますが、天然塩を摂取していれば自然な形で必要なミネラルも摂取でき、過度に減塩を進める必要もないというわけです。


富山湾の水深333mから汲み上げている海洋深層水。この海洋深層水をそのまま煮詰めた「里山の塩」。塩化ナトリウム濃度が78%なので最初から薄味です。さらにカリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルも同時に摂取できます。


でももっと大切なことがあります。どんなに良いモノを摂取していたとしても、身体を動かし新陳代謝を続けないと体内で淀んでしまいます。


塩炊きの燃料は、金山里山の会活動で頂いた薪。里山での薪作り作業で汗を流し自然な形で脱塩。これが最も大切だと思っています。