One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ グッドモーニングJ -Wave の頼もしさ by T2019/10/13

グッドモーニング・ベトナム
危険な台風19号の報道が繰り返される。
報道各社は悲惨な被害状況を繰り返し流す。まるで他社報道と悲惨さを競うように。

そんな中にあって、しかも被害の大きい東京のど真ん中から、J-Waveラジオは、冷静に気分を落ち着かせ、そして聴衆を和ませてくれた。
毎週土曜日に放送されているラジオドーナッツ(渡辺祐、山田玲奈、朝8時〜12時)のおかげ。
「ただ今のトーキョーはドーナッてるの?」

ふと、映画『グッドモーニング・ベトナム』を思い出した。
悲惨で過酷なベトナム戦争の最中、アメリカ兵の士気高揚のために送り込まれた空軍兵DJのエイドリアン・クロンナウア(実在人物)は、軍指定の推薦曲を全く無視した陽気で型破りなロックンロールを、持ち前のマシンガントークでもって流しまくる。
他の戦争映画と異なり、『グッドモーニング・ベトナム』では悲惨で残酷な交戦シーンが極めて少ない。只ただ戦争の虚しさ、人種差別や女性差別の告発をテーマに描く。

戦争も、差別も、そして二酸化炭素排出による地球温暖化(スーパー台風)も、人間の所業。
そんな虚しい人類に向けて、ルイ・アームストロングは謳う。
この(ろくでもない)素晴らしき世界 を。


写真:2012年にベトナムのホーチミン市(サイゴン)へ行った時、購入したTシャツ。
   グッドモーニング・ベトナムの精神は生きていた。