One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ bue-dueのキッチンワゴン by M2017/04/05

bue-due製作のキッチンワゴン
我が家にはbue-due製作の家具や木製小物がいくつかあります。写真のキッチンワゴンもその一つ。

入居当初から10数年はスチール製の組み立て式ワゴンを使っていました。キャスターが壊れたため、2014年に使い勝手がよいものをリクエストしました。幅、長さ、高さ、キャスター、すべて完璧です。「毎日使うものだから、ストレスなく使える」ことが大切だということに気づかされた作品でした。

bue-dueさんの家具の特徴の一つは、以前からそこにあったかのようなデザインにあると思います。程よいバランスというものは、よほど意識しないと感じ取ることができません。空気のようなものです。

自己主張しない家具は、あたかもbue-dueの代表であるたまちゃんそのものとも言えるような気がします。存在に秘めた力を感じます。

たまちゃんは、広島県因島生まれです。1983年、モーターバイクで北海道への向かう途中にKAKI(富山市粟巣野の家具工房)に立ちより、ツーリングを終えた足で再びKAKIを訪れ、そのまま粟巣野に住み、柿谷誠氏より家具作りを学ばれました。1989年には、英国を5週間、現地で購入したバイクで旅し、何世代にも渡って使用されている木製家具を実体験したと聞いています。そして、2005年に八尾町(現富山市)桐谷にて「bue-due」を設立されました。

夫とたまちゃんとの出会いは1986年に遡ります。1986年から10年間、KAKI主催の自転車レースKAKIカップが粟巣野周辺で開催されました。夫は第1回大会に出場したことをきっかけにKAKIを知り、KAKIのライフスタイルに影響を受けました。結婚を機にKAKIの家具を購入し始め、たまちゃんにはKAKI時代からずっと家具を作ってもらっています。

ですから30年以上のお付き合いとなるわけです。たまちゃんと出会っていなかったら、今の暮らしは違ったものになっていたと思います。運命的な出会いは後になって気づくのかもしれません。

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