One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 薪割り終了したら再び薪割り by T2017/05/01

コブシの大木、枝部分のみ
29日の昭和の日に、既に搬入されていた原木全てを薪に割り切りました。そして翌日の今日、再び原木が搬入されました。近所のお宅で直径40センチ以上のコブシの大木が伐採され、好きなだけ薪用に持っていっていいよとのこと。

午前中竹林でタケノコ掘りをした後、午後一番にチェンソーを持ってお宅訪問。結構な量で幹の部分に行く前に太い枝部分で既に山盛りとなりました。とりあえずこの山盛りを薪に割ってからです。嬉しい悲鳴です。そして返礼の「里山の塩」を謹呈。

こういう感じで我が家の毎年のゴールデンウィークは、お金を稼ぐ稼業はお休みモードですが、お金以外の生産物を産み出す仕事に費やされます。こんな風に我が家の場合、ビジネスというものを稼業と仕事に区別して考えています。

こんな人間が増えることは日本経済にとって好ましくありません。日本人たる者どんどんお金を消費して経済を活性化してもらわないと。僕のような人間を模倣しては絶対にダメですよ!あしからず。

■ 今朝の花たち、雨本降りの前に by M2017/05/01

久しぶりに今日は朝から雨となりました。早朝、雨が本降りになる前に庭に出て花を切ってきました。季節の移ろいのスピードが日々増しているのを実感します。

今日は、オオデマリ、センダイハギ、キキョウが新たに花を咲かせていました。チューリップの見頃は終盤を迎えています。


センダイハギ
まずはセンダイハギ。
私の実家にあったものを株分けしたもの。地下茎で増えるのでコントロールに少々気を使います。今は市道からの石畳”もみじロード”の脇で増殖中です。花器は高岡銅器。昭和の後期によく作られていたデザインではないかと思います。



キキョウ
続いて、キキョウ。
これも実家からの株分けで増やしました。前庭のコブシとコナラの根元で花を咲かせていました。花器は本郷仁さんに作っていただいたものです。ぽちぽちが愛らしく大のお気に入りです。野の花を活けることが多いのですが、そのまま飾っても可愛い花器です。

オオデマリ
そして、オオデマリ。
これも実家にあったものを挿し木で増やしました。甥が拾ってきたどんぐりから成長したカシの木に並んで植わっています。今年は虫に食われている葉が多く、花のつきも少なめでした。花器は沖縄のやちむん焼の抱瓶(だちびん)です。上にかかっているエッチングはbue-dueの奥様、美華子さんの作品です。フレームはもちろんbue-dueのたまちゃん製作。今から10数年前にお二人の結婚披露パーティーの引き出物としていただいたものです。

チューリップ
最後にチューリップ。
夫が植えた球根でしょうか?”もみじロード”の終点付近で2本花を咲かせ、楽しみました。最後の瞬間は室内で楽しもうと思い切ってきました。花器は高岡銅器。シンプルな形状のため、一輪さした方がすっきりと美しいのかもしれませんが、今日は2本活けてみました。

恵みの雨に庭の草木の緑が一段と深まる一日になりそうです。


■ 初夏の日差しを浴びて咲くツツジ by M2017/05/02

昨日の雨が上がり青空の広がる中、ツツジが花を咲かせていました。

ツツジは夫が石を積み、山砂を入れて盛り上げた一角に6本植わっています。どれも私の実家にあったものです。庭をいじった時に邪魔になったもの、鉢に植えてあったものなどを一昨年に譲り受けました。去年は花をつけたものはわずかでしたが、今年は新たに赤とピンクの花をつけるツツジが花を咲かせました。

赤のツツジ


ピンクのツツジ

雨上がりで埃が洗われ、いつも以上に花の色が鮮やかなのは気のせいでしょうか?木陰に群生するシャガもいい感じです。

シャガの群生

シャガの群生地の向こうには河岸段丘の急な傾斜があります。ここにも夫は歩きやすいようにと石を敷いてくれました。

斜面の石畳

熊野古道を彷彿させます。

■ 夏野菜の苗を植え付けました by M2017/05/03

一昨日は雨、外仕事ができないので夏野菜の苗を買いに出かけました。購入するのはここ数年、太閤園さんに決まっています。家族経営のお店で、この季節はビニルハウスの中に夏野菜の苗がいっぱい並んでいます。

一昨日の正午ごろお店に着くと、お店のおばさんは私たちを見るなり、四葉(すうよう)の苗を3本、レジ横の棚に持ってきてくださいました。夫が先に予約していたものだったようです。

その後、夫と二人で去年の購入メモを片手に苗選びです。大きめで葉の付き、色艶が良いものを厳選します。

ナス(千両接ぎ木なし)7本
ピーマン 4本
シシトウ 2本
トマト  4本
ゴーヤ  2本 以上

例年通り購入しました。

ナス


ピーマン



シシトウ



トマト


ネットの中にはゴーヤとキウリ(四葉)

そして昨日。夫が苗を畑の畝に植え付け。今年の苗は例年よりも小さめでした。朝は冷え込むので、寒さに弱いゴーヤと苗がひときわ小さかった四葉はネットをかけてあります。

去年はどの野菜も豊作でしたが、今年はどうなるのでしょう。ちなみに私は昨晩たわわになっているナスの夢を見ました。
「えっ、今日植えたばかりなのにどうしてもうなっているの?」と驚きました。朝起きてあれは夢だったと…。

夢に終わらないことを願っています。

■ ウワミズザクラが満開です by M2017/05/03


ウワミズザクラ

写真は我が家のウワミズザクラです。
庭と菜園に1本ずつあります。庭のウワミズザクラは近くの山で採取したもの、菜園の1本は土地を購入した当初からありました。おそらくこのあたりの丘陵地帯に自生している種だと思われます。

さて、このウワミズザクラ、当初は花が咲かず一体何の木なのかわからずにいました。樹皮も葉もサクラのように見えるのですが、花をつけないことには???だったのです。

定植から数年後、初めて花をつけた時、初めて見たその形状に驚きました。私たちが日頃目にしている桜とは一風変わった花でした。その後、ウワミズザクラと分かり、古事記に記されているとのことを知りました。

今の時代に見ると一風変わった桜ですが、飛鳥時代の人にとって桜といえばウワズミザクラだったかもしれません。そう思うと、何が正しくて何が誤っているのか、何が常識で何が非常識なのか、時代によっても場所によっても異なるのは当然のような気がします。自分の常識、自分の正しいと思うことを再点検する必要がありそうです。

追記:シャクナゲも花をつけていました。
シャクナゲ


■ 薪ストーブの煙突掃除、17回目 by T2017/05/04

5月3日憲法記念日だった昨日、薪ストーブの煙突掃除及びストーブ本体掃除を行ないました。

磨かれた薪ストーブ
早朝まだ肌寒い日があったり6月に入っても梅雨寒の日もあったりするでしょう。しかし我が家では5月の大型連休中に煙突掃除を行なうことをルールとしています。とかくダラダラ・ヌクヌク・ズルズルに陥りがち。気が付けば晩秋。それを避けるための我が家の大事なCodeの一つなのです。

初めての煙突掃除(2001年)
初めて煙突掃除を経験したのは2001年5月5日。
今回はそれから数えて17回目でした。
煙突掃除開始です

我が家の煙突はストーブ本体から一直線の立ち上がりで、切り妻屋根の棟木横を貫通しています。作業は棟木をまたいで足場を固め、煙突トップを外し、上からブラシを入れていきます。煤は扉の閉まった薪ストーブ本体に落ちて溜まります。準備を含めて約1時間程度。

煙突のトップからブラシを入れています

ブラシで煤を落としています

煙突のトップです
その後、外作業の後片付けをしてからストーブ本体掃除に取り掛かります。ストーブの天板を取り外し煙突接続部に溜まった煤を掻き出して天板を戻します。そして次にストーブの扉を外し中の灰を掻き出し、扉の耐熱ガラスもクリーニングします。最後に鋳鉄製のストーブ表面に黒のポリッシュ剤を塗って磨き終了。余裕みて約2時間の作業。よって合計3時間程度の全作業となります。

我が家ではこの時に合せて家の大掃除(梁の埃落としや床水拭きなど)も並行して行ないます。よって我が家では猛暑のお盆前と水冷たき年末の大掃除はありません。季節の良い5月と10月(ストーブ火入れ前)が大掃除の季節。

薪ストーブが焚きたくて此処に住みました。薪ストーブは家の中心に一年中鎮座しています。我が家の暮らしは薪ストーブを中心に進行します。私たち夫婦にとって歳を重ねるということは、何回私たちが薪ストーブシーズンを経験したかということです。

■ ナナカマドの花が咲きました! by M2017/05/04

ナナカマドの花
我が家にはナナカマドの樹が2本あります。造園時に定植されたものです。ナナカマドと聞くと高山植物のイメージがありますが、この里山でも元気に育ってくれています。

ナナカマドの特徴は紅葉の美しさ。秋になると葉が真っ赤になります。しかし、この地はナナカマドにとって暖かすぎるせいか、イメージ通りの赤色には紅葉しましせん。

初夏に咲く白い花は、家の庭にやってきて初めて目にしました。紅葉も楽しみですが、初夏の日差しのもと、枝先に房状に咲く白い花も楽しみの一つとなっています。

■ タラの芽ブルーズ by T2017/05/05

山菜のシーズンです。ワラビ、タケノコ、ウド、コシアブラ・・。
そんな中にあって、僕の周りに限って言えばタラの芽はあまり人気がありません。
「ウドは味があって美味しいいけど、タラの芽は味がしない」
「天ぷらにするしかないし、天ぷらにしてもコロモ食べてるようで。・・」

タラの芽2
僕はタラの芽大好きです。食べることのできる植物が家の周囲にあるだけでスゴイことではないか。農薬も化学肥料も食品添加物も無使用。輸送費もタダ。植物繊維は健康にも良い。そして山菜シーズンが過ぎてもタラの木は光合成によって二酸化炭素を吸収し酸素を放出してくれる。

タラの芽1
僕は数年前に庭に自生していた数本のタラの木を畑に移植しました。その直後にイノシシに掘り倒されたりしましたが、タラの木は何と凄い生命力か!何本かは根付き、さらに数を増やしています。

タラの芽を食べることは、そんなタラの不屈の精神を頂くこと。まるで『風と共に去りぬ』の主人公スカーレット・オハラのように。

タラ(の丘)を忘れないで!



■ カモミールの香りに包まれて by M2017/05/05

カモミール乾燥中
カモミールの花が咲き出してから2週間、しばらくは盛りが続きそうです。

朝露が乾いてから花を摘み乾燥させてカモミールティーにします。リンゴのような香りに包まれての花摘み、以前はじれったくなり続かなかったのですが、今は時間的にも精神的にも余裕があるからなのか、淡々と摘んでいられます。

そのカモミールの効能は何といっても鎮静効果。以前仕事をしていた頃、夜寝付けないことが度々ありました。そんな時のカモミールティーは効果抜群。乾燥させた花をティースプーン山盛り1杯ティーポットに入れ、お湯を注ぎ3分待つだけです。生花でももちろんOKですが、夜中に取りに行くのはちょっとはばかられるので…。

今は不眠に悩まされることはなくなりましたが、時々、リラックス効果を狙ってお茶をいただきます。来年の5月までこれだけあれば十分な量でしょう。

■ 富山のほとり座さんでマイビューティフルガーデン、観てきました! by M2017/05/06

こどもの日の昨日、マイビューティフルガーデンを観てきました。4月9日の記事にしましたが、富山市内にあるシネマカフェ”ほとり座”で上映されていました。
http://onesway.asablo.jp/blog/2017/04/09/8451896

映画に影響され、帰宅後、Our beautiful gardenを写真におさめました。

Our beautiful garden3
前庭です。右から常緑広葉樹のクロガネモチが葉を落とし始めています。コナラ、ヤマボウシ、マメザクラ、コナラと新緑が輝いています。

Our beautiful garden2
南側です。右端がクリ、食用に買い求めたものを土に埋めたらこうなりました。中央が開けており、奥にヤナギ、手前にコナラがあります。

Our beautiful garden1
東側にはトチノキが葉を茂らせいています。トチノキの根元ではボタンが花を咲かせました。一昨年の秋に私の実家の庭から移植したもので、昨年は花をつけなかったので、ホッとしています。他、ギボウシ、シャクヤクとガクアジサイが根元にあります。左側に目を移すと、株立ちのコナラの幹、ライラック、ツツジがあります。

ボタンの花
トチノキの根元で咲くボタンです。