One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 本当に野菜を作っているのか by T2018/06/21

カワラヒワに食べられたダイコンの種
時々屋敷林の間伐材を薪に頂戴してる知人の農家での話です。そこでは野菜のこと、樹木の伐り方のこと、自然の事、いろいろな知識を教えてもらうことができます。その知人は80歳を越えていますがまだまだ現役です。

例えば先日、僕が種を採取するために立ち枯れさせているダイコンの種房に、スズメよりもちょっと小さい黄色っぽい鳥が群がって、採取間近の種をついばんでいた話をしました。すると知人は
「それはカワラヒワという鳥だな。」と直ぐに答えが出てきます。

写真は、カワラヒワに食べられたダイコンの種です。

そんな話の中で、僕が野菜の作り方を尋ねると、「例えばキュウリの話ができるには、相当の経験が必要」という話になりました。それはこういうことです。

「我々は野菜を作っているのではない。野菜が自分で育つのを我々はちょっとお手伝いできるに過ぎない。野菜を作るという言葉なんておこがましくて簡単に言えない。野菜が今何を必要としているか分かるようになり、その必要に適切に対応できるようになって、ようやく野菜の話をしてもよいレベルになるというわけだ。」とこんなふうです。

本当のプロフェッショナルはとても謙虚でした。

と同時に自分の中で本気モードのスイッチが入りました。菜園歴27年、今の場所で菜園を営んで10年。でもほとんど意味を成さない年数。初心に帰って一から、そして土から始めたいと燃えてきました。

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