One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ The Giving Tree (邦題 : 大きな木) by T2019/03/02

『The Giving Tree (邦題 : 大きな木)』

ふと、絵本作家Shel SilverSheteinの『The Giving Tree (邦題 : 大きな木)』を思い出しました。全てを人間に与え続け、見返りを求めず、全てを失っても幸福を感じる木の物語です。

山菜の季節です。私たちは山の恵みを頂きます。
薪のために木を伐採します。
森が生み出す新鮮な酸素で私たちは呼吸します。
森は雨水を涵養し、地盤を強化してくれています。

山は私たちに多くを与えてくれています。しかし私たち人間は山に対し何か与えているでしょうか?

必要以上に山菜を乱獲したり
必要以上に木を伐ったり
必要以上に道路や分譲住宅地を造成したり
必要以上に地下水をくみ上げたり

巷では経済を成長させ続けることが当然のこととして叫ばれています。あたかも資源が無尽蔵であるという前提です。

But not really ? ( 本当にそれでいいの?本当に木は幸福なの?)

木は何も言いません。

話は変わりますが、金山里山の会に入会して本当に良かったと思っています。金山里山の会では、山の経済性を肯定し経済を循環させ続けることを目指しています。しかし経済を拡大成長させ、より多くを得ることを目指してはいません。金山里山の会の第一目標は「山に入って健康になろう」です。そのための山の経済循環です。

本当に微力はありますが山のため、森のため、木のために行動できる機会に巡り会うことができたことを、僕個人は幸福に思っています。