One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 自分で考える頭を守る by T2019/03/23

ヘルメットいろいろ
薪ストーブライフや里山生活に必需品のチェンソーや草刈機。2サイクルエンジンは甲高い音を発します。特に僕の使用しているハスクバーナのチェンソーは高回転のため物凄い爆音を奏でます。

僕はイヤーマフ付きヘルメットを必ず被るようにしています。怪我と難聴を予防するためです。

森林組合の職員作業員ならば規則によって被ることを強制されますが、僕みたいな個人の場合被らないからといって強制されたり罰せられたりするわけではありません。でも自分の身は自分で守るべきです。被らないと将来の怪我と難聴のリスクが高まります。人間は未来を予測する知的能力でもって生き残ってきました。

そもそも人に強制されたり罰せられたりするから被り、強制されないと被らないというのは、何ともカッコよくありません。何故なら自分という芯が不在だからです。白洲次郎に言わせればプリンシプルに欠けるからです。

自転車ヘルメットについても同様のことが言えます。僕の地域の中学校では中学生に指定ヘルメットを強制しています。ヘルメット着用の強制と指定ヘルメットの強制というダブルの強制です。強制は家計教育費負担を増大させますが人間形成教育面では何も生み出しません。何故なら強制は思考を停止させるからです。

既に2018年度の卒業式が終了しています。今年度もそろそろ学校指定ヘルメットが次々とゴミ収集日に廃棄されつつあるでしょう。自分以外の他人が怪我しようがお金を捨てようが僕には無関心事ですが、一方で、自分という芯を育たせない強制というものは百害あって一利なしの不毛教育だと老婆心ながら考えます。

写真 : 右よりチェンソーヘルメット、剪定用ヘルメット、自転車用ヘルメット