僕が極力薪割り機を使わずに斧で手割りする理由はいくつかありますが、その一つにちょっとした隙間時間を活用できるという理由があります。早朝の30分とか帰宅後日没までの数十分とか、斧を手にすれば即薪割りできる。細切れの時間と作業量でもバカにできません。チリも積もれば山となる。薪割り機をセッティングして燃料を入れるといった時間があればその間に薪割りは結構進むものです。

しかし、どう頑張っても斧で割れないひねくれた根株があります。以前はクサビを使ったりチェンソーで縦切りしたりしましたが、最近は金山里山の会会員になったお陰で、ピンチの時は薪割り機を使わせてもらっています。

僕が機械に依存するのは、人力作業が不可能又は極めて非現実的な場合に限定するように努めています。例えば樹木を伐採したり玉切りするのに大鋸を使ったりしません。やっぱりチェンソーを使います。

先日家庭菜園用手押しのガソリン耕耘機を購入しました。今まで鍬とスコップで耕耘と畝作りをしてきました。しかし最近、真剣に「土作り」に取り組みたいと思うようになりました。化学肥料を使わない団粒構造のフカフカ土壌を作るためには機械の必要性を感じました。

ちなみに家庭菜園用耕耘機とスマートフォンは大体同じくらいの価格でした。スマホにウツツを抜かすのと耕耘機にウツツを抜かすのは同程度のウツツ。即断、耕耘機の方のウツツを選択しました。