■ 20周年記念 by T ― 2019/03/16
私たち夫婦が回転寿司店なるものにて食事した最新の経験は1999年の1月2日と記憶している。それまでも滅多に回転寿司店に行かなかったけれど、前世紀末の正月に何故回転寿司店で食事したかというと理由がある。
この時訪れた回転寿司店は日本ではなくサンフランシスコの寿司バーだった。何故私たち夫婦が滅多に行かない回転寿司店を訪れたか、それは単純にアメリカにおける寿司文化を直接見てみたいと思ったからだ。その時妙な違和感を覚えたのを記憶している。最初その違和感は何なのか分からなかったが、しばらくして判明した。それはカウンターでアメリカ人(らしき)カップルが瓶ビールをお互いのグラスに注ぎ合っていたことだった。日本では普通の光景でも欧米ではまず見られない光景だったからである。と同時にそんなところまで日本人っぽくしなくても良いのにとその時強く思った。サンフランシスコにおける回転寿司店(寿司バー)は小さな日本テーマパークだった。
今世紀になって私たち夫婦は国内外問わず一度も回転寿司店に入った経験が無い。回転寿司店で食べる自分を想像するとエサが自動で投入されるブロイラーのニワトリを想像するから気が引けてしまうのだ。日本経済を回転させるためにお金を生み落す家畜ブロイラー。
今年で脱回転寿司店20周年記念。
そうこうしているうちに、私たちの周りでは店主の顔の見える普通の寿司屋が少しずつ消えていき、寿司屋と言えば回転寿司チェーン店が主流になってきた感がある。地方におけるグローバリズムの浸透である。ここまで回転寿司店がマジョリティになってしまうと何か長いものに巻かれるような抵抗感が出てきてしまい、ますます入れなくなってきた。私たちの脱回転寿司店記録はどこまで伸びるだろう。
写真は同じく1999年の10月に購入、現在も使用しているオークリープロMフレームの度付きサングラス(現在は製造終了)。日本での度付きが販売開始された直後に購入。
未来は明るすぎて、僕にはサングラスが必需品。