One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 温かく乾いている場所 by M2019/03/17

温かく乾いた場所
写真は私たちが住んでいる地域です。

富山県射水市南端、標高100m足らずの丘陵地の谷間に我が家はあります。下条川が作った河岸段丘の西側に建つ我が家から白鳥が飛来する石畑池が見えます。

少子高齢化が進む小さな地区。多くは兼業農家で平日は会社勤め、休日は農作業に勤しむ方が多くいらっしゃいます。いたるところにありそうな地域です。

この地に移り住んで間も無く20年になりますが、田舎のイメージを覆す場所でした。それは「温かく、乾いている」ところです。

私たちのようなよそ者に温かいのです。土地を購入して畑を始めた90年代から幾度となく声をかけてくださった近所のおばあちゃんやおじいちゃん。トイレを何度もお借りしたお向かいのおばさんと50mほど離れたお隣のおばあちゃん。

住み始めてからは、山菜を教えてくださったり、大豆や野菜をいただいたり、地域の活動にお誘いいただいたり…。温かい人々に助けられ暮らしています。

それでいて乾いているのです。都会的な感覚です。以前住んでいた地域であった集団圧力を感じることがありません。

地域の役員にしても、運動会等へのイベントへの参加にしても、強制される雰囲気は一切ないのです。参加しなかったからと言ってとやかく言われることはありません。参加した者が楽しめることは楽しみ、大変なことは粛々と役割をこなす。ただそれだけです。

今日は「春季義務人足の日」です。朝から地域の側溝掃除に出ています。広い地域に少ない戸数での側溝掃除ですので半日がかりになります。

温かく乾いた場所での活動に夫は何を思っているのでしょうね。