■ Led Zeppelin Ⅳ … by T ― 2019/10/06
涼しくなってようやくレド・ゼペリン(Led Zeppelin )のアルバムが聴きたくなってきた。
日本ではレッド・ツェッペリンと表記されるが、音楽評論家のピーターバラカン氏によればレド・ゼペリンと表記した方が発音としてより近いとのこと。
かの世界的指揮者カラヤン氏も絶賛したらしい名曲「天国への階段(Stairway to Heaven)も良いが、僕はその前曲「限りなき戦い(Battle of Evermore) 」も大好きだ。1960年代に活躍した英国フォークロックバンド、フェアポートコンヴェンションの女性ヴォーカルであるサンディ・デニーが参加していて、聴く人を微妙な世界へ連れて行ってくれる。
今や英国ハードロックの古典の域に達した感のあるレド・ゼペリンは、里山雑木林の中で聴くにはベストマッチだと僕は断言する。その証拠にアルバムジャケットのデザインを見て欲しい。
大の大人が若者に媚びようとして今流行りの曲を聴く姿には、この上ない痛さというものを感じる。その姿は芯の無い田舎人が都会に媚びる姿にシンクロする。
赤ちゃん返りすることなく、堂々と、時代を超える音楽を次世代に継承していくのは年配者の責務である。