One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ メアリー・キングズ・クローズ by T2021/01/16

エジンバラ新市街
スコットランドのエジンバラに、17世紀頃に存在した路地が発掘・復元され、そこが観光スポットになっています。メアリー・キングズ・クローズです。

中世、エジンバラ城の建つ丘の斜面に作られた住宅密集路地。裕福な者は上に方に住み、貧しい者は斜面から流れてくる下水が溜まる不衛生な下層部に住んでいました。当時エジンバラの人口は過密状態で、不衛生も相まってペストが流行。ペストを封じ込めるために路地は埋められ、その上に市庁舎が建てられました。そして裕福な者たちは旧市街を離れ、人口の少ない新たな広い場所へ居を移しました。現在エジンバラの裕福層が住んでいる地域は丘の上の城近辺でなく、川が流れ緑豊かな下の新市街なのです。

ご存知の通り、日本は世界的にも人口密度の高い国。にも関わらず人々は東京一極集中しており、当然の如くウイルス感染の脅威にさらされています。(とは言え、地方も例外ではありませんが。)

歴史は繰り返すもの。故に歴史から学ぶことも多いです。

写真は、丘の上のエジンバラ城から眺めた新市街です。