One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 修理して使う by T2021/01/24

木製チェア
椅子を修理に出しました。接着剤で固定していた座面部材が剥がれてしまったのです。

この椅子は、妻の実家から頂いてきたもので、いわゆる昭和の高度成長期直後に製造された商品です。合板ではなく無垢材を使用しており、飽きのこないオーソドックスな形状だったので、我が家で使うことにしました。

しかしながら、やはり当時の大量生産・大量消費・大量廃棄時代の代物。壊れたら廃棄して新しい物を買えばよい、それによって経済が回るのだといった成長神話に基づいているためか、細部の甘さが否めません。今回の接着剤剥離のように。

そんな大量生産・大量廃棄に敢えて逆らうように、地元の家具工房に修理を依頼しました。無機質な大量生産工業品とはいえ、何十年もの時を一緒に過ごしてきた椅子なので、そこには捨て難い関係性の歴史が存在するからです。