7月上旬の豪雨後、約3週間雨が降っていません。里山の保水力もだんだん乏しくなってきたようです。山の清水が流れる我が家の遣り水も、上流が干上がってきました。水の好きなカツラの木も辛そうです。ハート形の葉っぱを自ら落とし始めました。
カツラの落葉は自己防衛のためです。葉っぱを落とし水分の蒸散量を減らすことによって母体を守っているようです。秋の紅葉はその分期待できませんが、それは人間の都合。カツラにとっては生命の方が重要です。
植物は自ら環境を移動させることができません。置かれた場所で全てを受け入れて生きています。そして最後の最後まで諦めません。植物の姿勢には学ぶべきことがたくさんあります。