One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 看過できない! by T2019/06/05

宮崎俊一著書
半袖シャツつまり半袖ワイシャツは国際基準からすればドレスコードに反した服装であると、宮崎俊一氏は書籍等で断言しています。

宮崎俊一氏とは、銀座松屋の紳士服バイヤーとして活躍し、ビジネススクールや大学等のファッションカリキュラムにおいて講師を務めている、いわば日本を代表する紳士ファッションの第一人者です。

その宮崎氏が断言しています。「ヨーロッパではビジネスで着るシャツに半袖は有り得ない。半袖シャツを全否定はしないが、本来は有り得ないアイテムであることを認識した上で着用していただきたい。」『成功する男のファッションの秘訣』講談社

そしてこうも述べています。「長袖をロールアップするのは世界共通のマナーとしてアリです。むしろ半袖よりもずっとスマートなスタイルです。なぜなら、また長袖として袖を下ろせますから。」(同著書) 「そもそも半袖シャツはエレガントに着こなすことは不可能です。実は半袖シャツは、長袖と比べ袖の筒が大きく作られています。二の腕にフィットしない、あの感じが垢抜けない大きな原因だと思います。反して、男性がシャツを腕まくりする姿は、同性ながらなかなかカッコいいなと思うのですが、いかがでしょう。女性陣の評判も上々のようですよ。」『成功している男の服選びの秘訣40』講談社

つまり要約すると、ワイシャツは長袖に限る。それが世界標準である。暑い時は長袖をロールアップするのが望ましい。但し、半袖シャツをどうしても着用したいという人間を全否定するつもりはない、ということです。

最後の但し書きが良いですね。差別や強制はしてはいけない。だが軽蔑する権利まで放棄していない、といった感じでイイね。

さて本題に入りましょう。なぜ、長々とシャツについて記述したか。

実は僕の地元のある中学校で、こんな指導がなされていることを知ったからです。
「ワイシャツ(カッターシャツ)の長袖を捲り上げるのはみっともないので禁止!暑い時は半袖を着用すること!」
そしてこの校則に但し書きが無い、つまり宮崎氏のように軽蔑はするが全否定や強制はしないという但し書きがなく、頭ごなしに全面禁止のようです。はっきり申し上げて、僕には知性のひとかけらも感じられません。

久々に燃えてきました。他県や他市の中学校ならいざ知らず、僕の地元ですから(正確に言えば市町村合併によって一緒になってしまった旧他町の中学校) 。
ごく一部の人間の価値観の押し付けで、前途ある子供達が世界標準からズレていくことを看過することはできません。
教育は国の根幹。大人は子供に世界を指し示す必要があります。

ところで、貴方はどう思いますか?そしてこの点が重要ですが、そう貴方が思う根拠は何ですか?