One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 予防が最良の健康法 by T2019/06/24

我が家の高床配管
5月連休中の煙突掃除と6月の排水管内洗浄は、我が家の恒例行事です。この2つの作業は我が家のコレステロール除去と言えましょう。詰まると大変なことに!だから年に一度、健康診断と予防を兼ねて行います。

煙突掃除も排水管内洗浄も業者に依頼すると大きな出費となります。だから自分たちで行います。自分たちで行うためには作業がし易い設備設計が重要です。煙突掃除に関しては、安全に屋根上作業できる所に煙突が設置されていることが重要。排水管内洗浄は床下で作業可能な設計が重要です。

昨日、排水管内洗浄を行いました。写真のように我が家は高床構造で基礎内を歩くことができます。目の高さに排水管が設置されています。最初にバスルームからの排水管内をホースで洗浄し、次にキッチン及び洗面所からの排水管内を洗浄し、最後にトイレの水を流してみます。外部にある汚水配管ジョイント枡のフタを開けてその中をキレイな水がスムーズに流れることを確認して終了です。オマケとしてコンクリート立ち上げ基礎に乗っている家の土台木材の目視チェックもついでに行います。

今年の排水管内は比較的汚れが少なかったです。食器洗いの時、妻は極力油汚れを拭き取ってから洗うようにしているおかげでしょうか。排水管内の汚れが少ないということは同時に公共下水道に排出する生活雑排水も汚れが少ないはずです。結構私たちもやるじゃないですか。自画自賛。

というふうに簡単に書きました。実際、作業にかかる時間も正味30分ほど、準備後片付けを含めても1時間ほどです。

しかし!
悲しいかな、大方の住宅ではまず困難でしょう。先ず、お宅の床下にもぐることは容易ですか?あなたは床下を通る配管や土台の木材を入居後に見た経験はありますか?便利な床暖房設備があったり、布基礎に換気口の設置されていない住宅の場合、さらに困難となります。

よって、既存の住宅の場合、トラブルが生じた時は諦めて業者に処置を依頼しましょう。そのために今できることは処置資金を貯めておくことです。

一方、これから新築する人の場合、便利な設備も欲しいですが極力シンプルな構造でメンテナンスし易く、お金のあまりかからない家を建てることをお勧めします。(それでも家を維持していくということはお金がかかります。)

我が家を設計してくださった天野一男氏、施工してくださった宮田建築さん、その他基礎業者、配管業者等多くの職人さんたちのおかげで、私たちはメンテナンスし易く健康な家に住むことができています。本当に有難いことです。

家に関わる職人さんのことを私たちは「住医」と呼んでいます。