One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 資本主義のおやつ by T2021/01/01

薪ストーブでドライフルーツ
資本主義システムとは人間の欲望を刺激し、我慢させない空気を作り出すシステムです。コロナ感染が止まりません。コロナを抑制するには、資本主義人間の最も苦手となった我慢を必要とされています。

先日、面白いウェブ記事を読みました。

「お金持ちは、小腹が空いた時にドライフルーツやナッツ類を好んで食べる。」 マイナビニュース2020/11/20

先日、妻がブログに書いていたように、彼女は薪ストーブでドライフルーツを作ってくれます。カキ、キウイ、リンゴ,パイナップルなどなど。特にリンゴは薪ストーブの天板で乾かしていると、部屋中に良い香りが漂います。パイナップルの場合は家の中が南国に早変わり。2021年は、自家製ドライフルーツを食べてお金が貯まると良いな。

「お金持ちになりやすい人は自制心のある人」とよく聞きます。お金の貯まる人は長期的展望に立てる人ということでしょうか。お金持ちは贅沢三昧で行く行くは糖尿病、というのは根拠の無い風評。贅沢人はお金持ちになった人じゃなくお金持ちの家にただ生まれた人かもしれません。反対に、貧しい人ほど炭水化物や甘いモノを食べがち、つまり直ぐにお腹を満たすモノを食べがちともよく聞きます。

スナック菓子、ファストフード、インスタント食品、加工惣菜・・全て直ぐに食べられるモノ。お昼時にパン屋さんで選ぶパンの種類でもって、お金の貯まる人かそうでない人か推測できると話す人もいました。菓子パンばかり買ってる人は・・。

自制心を鍛えるには、手をかけることと時間をかけることが効果的。直ぐに欲求を満たすことができず待たねばならない状況を意図的に作ることです。

この冬は、ゆっくり薪ストーブでドライフルーツを作る。出来たドライフルーツは保存が効くのでゆっくり時間をかけて楽しむ。コリャ自制心が鍛えられるぞ!

資本主義システムは人間に我慢をさせないシステム。しかしながら資本主義システムに搾取されず、資本主義システムの美味しいおやつ(恩恵)を享受する人間は、我慢させない空気の中でもストイックに我慢できる人間なのかもしれません。ついでにコロナ感染も予防できます。

■ 制約の中の自由 by T2021/01/02

元日の朝日
今年は積雪の元日。外出を我慢して自粛するというより、出来れば外出したくないという天気の元日でした。家の前の雪かきをして、夫婦で地元の氏神神社に参拝し御神酒とお餅を頂いてきたのが唯一の外出。それ以外は読書とお茶の時間で静かに過ぎていきました。こういう時間の過ごし方って結構好きです。

晴天の外出日和にも関わらず、外出を自粛するのはとても辛いことでしょう。その点で、日本海側の曇天と積雪は、制約があるが故に欲望から解放された自由感があります。

世の中便利になって人間の可能性が広がれば広がるほど、欲望をコントロールする意志力をより強く必要とされます。それならばいっそのこと制約のある状況に自らを置いた方がストレスを溜めることなく楽に生きられるのかも知れません。

人間の力ではどうにもならない問題、例えば天気のこと。今年は初日の出はお預けかと思っていた矢先、一瞬の晴れ間から元日の朝日を拝むことができました。合掌。

■ リスク分散 by T2021/01/03

お節料理
今年の元日に使わなかったモノ、我が家では包丁、ガスレンジ、車、テレビ、財布です。お湯沸かしやお雑煮は薪ストーブの熱源で行い、ワインもスパークリングロゼを飲んだのでソムリエナイフも使いませんでした。皆さんのお宅ではいかがでしたか?

今年のお節料理は、五万石千里山荘(富山市)の二段重。2人前で37品目でした。これだけの品数を夫婦2人だけのために手作りすることは非効率的・非合理的。対労働効果を考えるとアウトソーシングした方がコストパフォーマンスが高いと考えました。

ふと思いました。お節料理は投資信託に似ているなと。

全ての卵を一つの器に入れてはいけない、というのは投資の基本。万が一器を落としてしまうと卵が全滅してしまうからです。だからリスクを分散して多種多様なポートフォリオを組むわけです。とはいえ個人で多種多様な株等を購入するのは資金的にも心理的にも膨大なコストがかかります。そこで信託投資とりわけ長期の積み立て信託投資が有意味になってきます。最近は非課税や所得控除のメリットのある積み立てNISAやiDeCoを利用すれば更に効果的。

信託投資は多種多様な投資先にちょっとずつ投資するもの、それが多種多様なお料理をちょっとずつ頂くお節料理に似ているなと思ったわけです。お節料理の中にはちょっと苦手な品や味覚の合わない味付けがあるやも知れません。でも一品の量が極めて少ないので結構食べ切れたり、家族で品交換し合ったりできます。

先の見通せない今日この頃。難問は分割し、リスク分散的思考で乗り切りましょう。

■ 雪上歩き by T2021/01/04

スノーシュー
2年前にスノーシューを買いました。昨年は積雪が無く出番がありませんでしたが、今年は活躍。2日と3日に雪の里山歩きをしました。

雪の里山歩きは、スキー場まで車で移動したりリフトのチケットを購入したりすることなく、自宅を出ると直ぐに無限のフィールドが広がっています。普段入ることのない田圃の中を歩いたり、ため池の土手を上ったり、雪が積もって車が入れない林道を歩いたり・・何が素晴らしいと言えば、静かさと空気の清浄さです。静かさとは宇宙空間のように無音の静かさではありません。野鳥の声、枝に積もった雪が落ちる音、小川の段差を落ちる水の音など自然の音がするが故の静かさです。雪のおかげで空気は湿気を含みチリや埃が取り除かれています。

1時間ぐらいのちょっとした雪上散歩で軽く汗もかきます。帰宅すると留守番してくれていた薪ストーブには熾が残り、依然暖かさを保ってくれています。新たな薪をくべると炎は直ぐに復活し、濡れたスキー用パンツやグローブを直ぐに乾かすことができます。

今シーズンは、地元の金山里山の会で整備している林道や森を歩いてみたいと思っています。山に入って森を歩いて、そんでもって健康になって、お金も使わないで、マスクも要らない、他に何も欲しいものはありません。

■ 電子レンジと薪ストーブ by T2021/01/05

薪ストーブ
今の時代、電子レンジが家に無いと話すと「えっ!」て反応されます。確かに自分の周りを見渡しても、電子レンジの無い家は確認できません。

私たち夫婦は結構当初から電子レンジを所有していません。必要性をあまり感じないからです、という理由は2番目の理由で、最大の電子レンジ不用理由は、「外見に満足できる電子レンジを見つけることができない」からです。皆さんはオシャレな電子レンジを見つけることができましたか?

薪ストーブは毎日見ていても飽きません。でも電子レンジは・・。

ところでです。薪ストーブと電子レンジは共通点があります。それは両者とも「電磁波による温め方法」という点です。

電子レンジの中の空気が熱くないのに食品だけが熱くなっている。これはマイクロ波という電磁波によって直接食品が熱せられるからです。ちなみに太陽光線は地球を温めますが、その間には真空の宇宙空間があるはずです。でも地球が温められます。それと同じです。電磁波による放射熱移動は空気を媒介とする必要がないということです。

薪ストーブも、遠赤外線という電磁波によって直接身体や家具、壁などを温めます。ただし遠赤外線は波長の長い電磁波ですので身体に優しいですが、太陽光線の中の紫外線は波長が短く、更に電子レンジのマイクロ波は更に短く危険度が大きくなります。電子レンジのマイクロ波リスクという理由は、我が家の電子レンジ不用理由の3番目に相当します。電子レンジを使用されている人は見えないマイクロ波に注意されることをおすすめします。

ちなみに波長の短さが遺伝子レベルの電磁波になると放射線になり、これは極めて危険です。

ともあれ、電磁波による温め方法という点で薪ストーブと電子レンジは共通なのです。

昨日冷凍保存してあった頂き物の「きんつば」菓子を薪ストーブの天板の上で解凍して食べました。ものの数分で解凍できました。やっぱり電子レンジが無くても、薪ストーブの電磁波が存在すれば、健康安全に電気料金もかからず、そして何より見たいものだけを見ながら食品を温めて豊かな生活ができると再確認しました。

■ ゴミの量 by T2021/01/06

小のゴミ袋

コロナ自粛ムードで年末年始は家で過ごすことが多くなり、年明けのゴミ収集日にはたくさんの家庭ゴミが排出されたようです。

原則として我が家では1週間に1回、小のゴミ袋を出すことにしています。ゴミ収集車は1週間に2回来て下さいますが、我が家のルールとして夏場を除き1回だけ出すようにしています。

ゴミの多い週は回数を多く出すのでなく、最初に家から出すゴミの量を決めてしまっているのです。すると不思議とゴミの量が平均化され少なくなります。

我が家ではスーパーマーケットで買い物せず1週間に2回の宅配サービスを通じて毎週同じような食品や日用品を購入しているので、ゴミの量が平均化され極端に増えることが少ないと分析しています。

それとラテマネーを消費しないよう意識しています。ラテマネーとはスターバックスのトールラテを語源としており、日常無意識につい習慣的に使ってしまうお金のことを言います。コンビニのコーヒー、タバコ、缶ビール、ペットボトルのお茶、新聞雑誌、自動販売機飲料、お菓子スナックなどなど、一つ一つの品目は安価かもしれませんが、積算されると大きな金額となり、お金以上に多大なゴミを排出します。ジャンクフードとは言い得て妙の如く、正にジャンク(ガラクタ、ゴミ)というわけです。ちなみに話が逸れますが、ちょっと近くの公民館などへ行く際に車を利用する時のガソリン消費もラテマネーです。排気ガスと言ったゴミを排出しています。

雑誌や新聞を滅多に購入しないと資源回収ゴミも少なくなります。活字を読まないと認知症になるという人がいますが、元々雑誌や新聞を買わないので知識が頭の中に少なく、歳を重ねても忘れっぽくなった感じがしません。そもそも若い時から忘れっぽかったので。

認知症で捨てられて行く記憶量も少なくなります。

■ 有機野菜は高いそうです。 by T2021/01/07

有機栽培の白菜
先日、我が家の菜園で収穫された白菜を差し上げた知人から、こんな嬉しい言葉を頂きました。
「有機栽培の野菜をお店で購入しようすれば、値段がとても高いんですよ。」

何度かブログで書きましたが、我が家の菜園の野菜は全て無化学肥料・無農薬・無除草剤で育った有機野菜です。とは言え、化学肥料で育った野菜と外見上違いが殆どありません。反対に小さかったり見た目が悪かったりします。有機野菜の栄養価や安全性は見た目で判断しにくいものです。

でも市場価格で評価が高いということは、皆さんが見た目ではなく品質で有機野菜を評価しているということでしょう。

評価してもらいたいとは言いませんが、今回のように分かって下さる人から賛美の言葉を頂くと、僕も人間ですからとても嬉しいです。

今年も更に有機野菜作りに力を入れたいと思います。

■ 一晩で70cmの降雪! by M2021/01/08


70cmの降雪
朝起きてびっくり!家が雪で埋まっていました。70cmはあるでしょうか。

除雪終了

予報では20cm〜40cmの降雪でした。これまでは予想を下回ることが多く、高を括っていましたが、今回は予想を上回りました。

夫がまず玄関アプローチの除雪を。その間に私は朝食の準備をし、その後車庫前の除雪に参戦。夫は40分、私は20分ほどの作業でした。

今、NHKのニュースでも富山の積雪を取り上げています。昨日の今頃はほぼ雪は消えていましたので、この24時間でこれほど積もったのは、この地に移り住んで21年目で初めてのことです。

ちなみに我が家の標高は40m。局地的な降雪も地球温暖化の影響でしょうか。

■ 冬のリスク管理 by T2021/01/09

加湿器
昨日、妻がブログでドカ雪の記事を書いていました。薪置き場の雪下ろしをしていると、近所のお宅から低音が聞こえてきました。よく見るとエアコンの室外機が完全に雪に埋もれているではありませんか!持っていた雪庇落とし棒で雪を少し退かすとゴーと風が出てきました。急いでそのお宅に雪を退かした方がよいことを知らせました。

エアコンに限らず灯油ファンヒーターさえも電気制御されており、停電になれば暖房がストップします。日本の電線は地下埋設でなく空中露出のため、どこで電線が切断するか分かりません。問題は自分ではどうしようもなく運任せということです。

昨日、ラジオで北陸電力の電気使用量が99%に達したと報道していました。電力だけに頼らず、自力である程度リスク管理できる暖房器具を備えたほうが良いですね。

薪ストーブは自分で薪ストックを管理でき、自分で煙突メンテナンス管理でき、手間はかかりますが自分である程度リスク管理できます。吹雪の日には焚き付け用の細かな樹皮や木端材を数箱分室内に入れて備えます。薪小屋側面にシートカバーして雪の吹き込みを防ぎます。大きな薪は少々雪がかかっても問題ありませんが、着火用の焚き付け材が濡れると面倒だからです。手間ではありますが自分でできることは安心です。

さて、最低気温がマイナス4℃を下回ると水道管の凍結に注意せねばなりません。夜中ポタッポタッと水を落としています。その水をヤカンに集め、起床後に薪ストーブ上の加湿器に入れて有効活用しています。

皆さん、冬のリスク管理いかがですか?

■ 投資して良かった by T2021/01/10

もうすぐ軒に届く
スノーシュー(現代版カンジキ)に投資して本当に正解でした。

本来スノーシューは、冬山アウトドアスポーツのための道具として普及しています。でも私たちは冬の里山暮らしの日常道具として2年前に購入しました。雪下の白菜や長ネギなどを収穫するために菜園に履いて行ったり、冬の林道をウォーキングしたり・・。

今回のドカ雪にて、除雪で山になった雪山を低くするため上を踏み固めるのに利用。車庫の軒先の雪を落としたりする時にスノーシューを履くと、足が雪に埋もれることなくとても機能的。単管パイプとガルバ波板で作った薪置き場の屋根雪降ろしをする時も大活躍。

スノーシューがあるだけで、除雪というルーティーンな日常作業が、何と冬のレクリエーションに早変わり!且つ汗を流す運動エクササイズにも。

朝食前に雪かきをして、昼食前に車庫の雪下ろしをして、午後3時に再び雪かきして、今日は一日夫婦で雪と戯れました。