One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ ぬばたま by T2021/09/27

ぬばたま(ヒオウギの種)
ぬばたまの 夜の更け行けば 久木生ふる 清き川原に 千鳥しば鳴く
万葉集 山部赤人(やまべのあかひと)

「ぬばたま」とはヒオウギの種子のこと。黒い色をしていることから、夜や黒髪など黒いものにかかる枕詞です。

義母から頂いた我が家のヒオウギも黒い種をつけました。ヒオウギは宿根草ですが、種でも増えています。とても丈夫です。

「久木(ひさぎ)」とは、アカメガシワの樹木のこと。我が家では、土地を購入した当初から現在に至るまで、清水流れる日当たりの良い場所に数本の久木が自生しています。アカメガシワは辺縁植物(マント植物)で、中程度の高さで雑木林の縁を守っています。

屋敷林の雑木も成長して、野鳥が頻繁に訪れてくれるようになりました。山部赤人の和歌のように、良い縁起をもたらしてくれることを願います。

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