One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 「初」かぶらずしにほくそ笑む …by M2017/01/17

齋藤祐史さんの器に盛った「初」かぶらずし
専業主婦になり挑戦したかったことの一つに「かぶらずし」づくりがありました。

先週、切り込みを入れた蕪を塩漬けにし、麹とご飯を発酵させ、ふくらぎを塩でしめ・・・。3日目に蕪に削いだフクラギをはさみ、麹につけ込んで4日、とうとうかぶらずしが完成しました。カブは菜園で採れたもの、塩は夫が海洋深層水を煮詰めて作ったもの。

思った以上に良い出来で大満足。日本酒がすすみそうです。

幼い頃、祖母が毎年お正月前にかぶらずしを作っていました。挟む魚はブリ、ブリが不漁の冬はサバだったように記憶しています。麹は掘りごたつで発酵させていました。魚をカブに挟むのところだけ参加させてもらえました。当時の私は、かぶらずし自体はそれほど好きではなかったのですが、挟んだ魚は好きったのでしょう、自分用にと小さいカブに大きな魚を挟んでいたことを覚えています。

大人になりかぶらずしの美味しさを覚え、いつかは自分で作ってみたいと予々思っていました。ようやく、念願が叶い「初」かぶらずしを食することができました。

麹の発酵は、薪ストーブの熱を使いました。レシピでは保温ジャーを使うのですが、我が家に保温ジャーはないので、薪ストーブでゆっくりと発酵させました。それがかえって、私のリズムにあっているように感じます。

兎にも角にも、「初」かぶらずしにほくそ笑む、本日です。

ちなみに写真の器は、齋藤祐史さんの作品です。
http://www.ne.jp/asahi/ones/way/recommend.html#rec_maru