One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ まだまだお正月気分・三つ子気分 by T2018/01/18

お雑煮 on the stove
薪ストーブがあると、いつでもお雑煮を食べることができます。

餅を柔らかくすることも、汁を温めることもストーブトップで簡単にできてしまいます。餅好き&薪ストーブ愛好家の僕にとっては最高の組み合わせです。

ところで、実家には僕が生まれた時から現在も炭を燃料とする囲炉裏があり、小さい時から囲炉裏で餅を焼いたり、鉄瓶のお茶を飲んだりしてきました。その光景は小さいながら当たり前のように感じながら育ちましたが、今振り返ってみるとそれはとても贅沢なことだと再認識します。

人ぞれぞれ価値観は多様ですが、僕にして見たら、大人になった今でも、大画面のTVより本物の火が家の中心にある暮らしを選択します。三つ子の魂百まで、です。

■ 椎茸菌打ち作業 by T2018/01/18

椎茸菌打ち作業
今日の午前中、金山里山の会の作業日でした。昨年秋から冬にかけて里山から伐り出したコナラ原木に、「能登てまり」という品種の椎茸形成菌を打ち込む作業でした。菌が打ち込まれた原木は椎茸のホダ木と呼ばれ、今日作ったホダ木は今年の晩秋になると肉厚の椎茸が成るでしょう。以前にも記事にしましたが、原木椎茸は一般的に流通している菌床椎茸と比較にならないくらい旨味が違います。

作業している会員は60歳代中心で、椎茸栽培で生計を立てようとしているわけではなく、地元の里山を活用して楽しんで健康長寿しようと思っている人たちばかりです。マスコミを通じて刷り込まれたような過疎悲壮感は微塵もなく、将来次世代へ託す美しい里山を想像し、山作業できる現在の健康に感謝しながら、自主的主体的に行動している人たちです。

先日、同じ地元の70歳代の男性に言われました。
「あんたたち、本当に楽しそうで羨ましいねえ。」

過疎少子高齢化をなんとかせねば地方の未来は無いといった扇動的PRでは決して人は集まってきません。なぜならば幸せそうじゃ無いから。反対にそこで暮らしている人々が楽しそうで幸せそうに活動しているならば、周囲の人は無視することはできず自ずと集まってくると僕は思います。事実金山里山の会発足時、会長と先輩会員の2人の会話が印象的です。
「金山里山の会はたくさん人を集めようと思わんでいい。あんたと2人だけでもできることをやって楽しくやればいいがや。」
このスタンスだからこそ人も集まり続いているわけです。

言わば、果報は楽しく遊んで寝て待て、です。