One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 土間と床、カマドとイロリ by T2018/02/07

『日本人の住まいー生きる場のかたちとその変遷ー』
民俗学者、宮本常一氏の研究をまとめた書『日本人の住まいー生きる場のかたちとその変遷ー』はとても示唆に富んで面白かった。

その中で特に面白かったのは、「土間と床の結婚」である。縄文時代の竪穴住居は土間住まいの原型であり、そこに南方から稲作が伝来し、収穫物の保管のために高床倉庫、いわゆる床建築が出現した。高温多湿な南の地域には高床文化が発達し、寒い北方は土間文化と氏は述べている。

土間は農作業や煮炊き調理に適し、床は寝食生活空間に適している。北陸や東北地方の農家には土間と床の結合した家が見られるとのこと。例えば五箇山の合掌造りの家などがそうである。

しかし最近の住宅は、家で作業する場面も少なくなり土間無し、あるいは土間スペースの小さい家が増えている。

また、カマドとイロリ。「土間と床の結婚」した家ではカマドは土間に、イロリは床にある。現在の調理は床上キッチンになっているが、これはガスや電気といった熱源を使用するから可能になったわけで、薪で調理するとなると土間になるであろう。

僕は、「土間と床の結婚」したような家に憧れる。そしてカマドの火とイロリの火のある家に憧れる。イロリの火は我が家では薪ストーブに相当する。あとはカマドの火が欲しい。クッキングストーブにも憧れたことがあるが、富山の暑い時期に室内クッキングストーブは非現実的と思っていたが、比較的屋外に近い土間スペースならば可能ではないかと思った。

土間から煙突を立ち上げ、クド(煮炊き場)及び石窯(オーヴン)及び燻製窯として薪を使った調理場所=カマド(もしくはクッキングストーブ)があると面白い。そうすれば伐採した樹木の枝や細い幹など、薪に使いずらい部分を調理燃料として有効活用できるのではないか。

我が家の場合、砂利敷きの車庫の一部をコンクリート土間打ちして、煙突付きカマド(もしくはクッキングストーブ)を設置することも可能である。しかもその場所は勝手口及び室内キッチンに近い場所でもある。でも優先順位としてはまだ先のことであるが・・

家造りはずっと続く。我が家には入居記念日はあるが完成記念日は無い。

コメント

トラックバック