One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ ナイス・ランそしてナイス・フライト by T2018/02/27

プログラムと公式ポンチョ
今回出場した東京マラソン2018の結果にはとても満足しています。最後まで集中力を切らすことなく、1キロを5分弱で常に走り続けました。正式の記録は3月に入って郵送されてきますが、手元の時計とゴールに設置された時計で3時間29分でした。

今回最もキツかったのは、38キロから40キロまで。筋肉の痛みは耐えうる許容範囲でしたが、貧血のような酸素とエネルギー供給不足状態で、この状態になった時は自らペースを落とす必要があります。この時後方から風船をつけた3時間30分の公式ペースランナー達に抜かれました。30分切りはダメかと思いましたが、ペースランナー集団をやり過ごして風除けになってもらい、そのまま日比谷から高級ブティックや三菱美術館の立ち並ぶ丸の内仲通りへ。道幅も狭くなり建ち並ぶビルに反響して「3、5いけるぞ!」の大声援。最後はペースランナーの1人に「有難う!」を言ってからゴールフィニッシュ!最もキツく、最も充実感のある、最も自分を自己管理下に置くことのできたマラソンでした。

更に今回の東京飛行機移動は、前回妻が記事に書いていたように、雪の時期であるにもかかわらず天候に恵まれ極めて順調なフライトでした。飛行機を利用する客層は総じて静かで余裕があり、マナーの良い人が比較的に多いと思います。それにサキイカのような酒のツマミの匂いがしません。服装や持ち物も上品で小綺麗な人が多く、見ていて気持ちが良いです。マナーの良い人の割合が高いと駐車場でのマナーも良い。

サンキュー・ナイス・ランそしてナイス・フライト!

■ レアンドロ・エルリッヒ展が面白い! by M2018/02/27

夫の東京マラソン出場のついでに、森アートミュージアムで開催中のレアンドロ・エルリッヒ展に足を運びました。

昨日、記事にした通りその面白さと深さに驚愕しながら鑑賞しました。まず、暗い展示室に浮かぶ5艘のボート。水に浮かんでいるかのように揺れています。が、水に浮かんでいるわけではない。

水面で揺らぐボート

試着室と思い入った所が迷路のようになっている。

更衣室ではなかった

教室に映り込む自分?机に手を置いていないのに机に手を置いているように見えるのは何故?

私が廃校に

驚きと不思議の連続。

この展覧会に際して撮影された、エルリッヒのインタビュー映像が流れており、そこには作品に込めたメッセージが…。その深さにも感銘を受けました。夫が書く記事に「マインドセットを変える」ということが書かれていることがたまにありますが、同じようなことをエルリッヒも述べていました。そして、私たちの行為そのものが社会を構築しているとも。

何気ない行為の連続が、今の社会を作っている。私たち自身が社会を作っている当事者であるというメッセージをエルリッヒは作品に込めていました。作品を楽しむだけでなく、それぞれの作品に込められたメッセージを知ることでより深く作品を楽しむことができました。

20世紀末から作品を作っているエルリッヒ。ものすごい早さで変化する今の世界で「違う視点で物事を見てごらん!」と訴えています。