One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ レアンドロ・エルリッヒ展が面白い! by M2018/02/27

夫の東京マラソン出場のついでに、森アートミュージアムで開催中のレアンドロ・エルリッヒ展に足を運びました。

昨日、記事にした通りその面白さと深さに驚愕しながら鑑賞しました。まず、暗い展示室に浮かぶ5艘のボート。水に浮かんでいるかのように揺れています。が、水に浮かんでいるわけではない。

水面で揺らぐボート

試着室と思い入った所が迷路のようになっている。

更衣室ではなかった

教室に映り込む自分?机に手を置いていないのに机に手を置いているように見えるのは何故?

私が廃校に

驚きと不思議の連続。

この展覧会に際して撮影された、エルリッヒのインタビュー映像が流れており、そこには作品に込めたメッセージが…。その深さにも感銘を受けました。夫が書く記事に「マインドセットを変える」ということが書かれていることがたまにありますが、同じようなことをエルリッヒも述べていました。そして、私たちの行為そのものが社会を構築しているとも。

何気ない行為の連続が、今の社会を作っている。私たち自身が社会を作っている当事者であるというメッセージをエルリッヒは作品に込めていました。作品を楽しむだけでなく、それぞれの作品に込められたメッセージを知ることでより深く作品を楽しむことができました。

20世紀末から作品を作っているエルリッヒ。ものすごい早さで変化する今の世界で「違う視点で物事を見てごらん!」と訴えています。


コメント

トラックバック