One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでいます。

■ 活動の優先順位付け by T ― 2020/10/11

イチジクの苗木
涼しくなってくるとガーデニング作業がはかどります。とはいえ、日の出も遅くなり日の入りも早くなるので活動時間が少なくなります。この時期は一分一秒が貴重。

昨日土曜日、明るくなり始めた朝6時前後にコナドリアの苗を3本植え付けました。コナドリアとは、地元の営農組合で栽培されている白いイチジクです。組合員の方より頂きました。

朝食後、刈り払い機でタケノコ山の下草刈り。昼食を食べてからの午後は、地元の牛舎から菜園に搬入されたトラック一杯の牛フン堆肥を、一輪車で撒き平す作業。そんな単純な繰り返し作業を黙々と行っていると、頭の中の無駄なモノが削ぎ落とされ整理されていく感があります。活動の優先順位付けとはあれもこれも増やすことではありません。むしろあれかこれか精選していくことです。

ともあれ、雪が降る前にやっておきたいことはまだまだあります。だから優先順位を付けなければなりません。今後の優先順位第1位は、梅雨時期に挿木して根を出したアジサイ苗、チューリップ及び南高梅の苗木の植え付け。

先日、80歳をゆうに越えた知人が話していました。
「今日何をしようかな?と悠長に考えているような人間はもうお陀仏。やることが順番待ちでなきゃダメ。」と。
確かにその古老の頭には今日からの週間天気予報がインプットされていて、天気の状況に合わせ作業の段取りがなされていました。恐るべし。

■ 楽して得を取る by T ― 2020/10/12

家庭菜園の夏野菜
ご存知の通り、日本の労働生産性は世界標準からして低いことが知られています。(OECD加盟国36カ国中21位、時間当たり米国は74、7ドルに対し日本は48、6ドル)

一方で、日本人は勤勉であると認識している人も多いように見受けられます。

つまり、好むと好まざるに関わらず残業を多くこなし、お客様は神様の如く過剰なサービスで際限なく仕事を増やしているからでしょうか。とにかく、がむしゃらに働いて(働かされて)、その結果成果が低いとなると、悲しい限りです。

というわけで、我が家の菜園では労働対効果を常に考えるようにしています。世話のかかる野菜や農薬を必要とする品種は極力避けるようにしています。自家菜園の良い点は多少見栄えが悪かったり虫に食べられていたりしても、世間体を気にせず消費できることです。売り物にならなかったり値引きする必要はありません。

昨日、今シーズンのゴーヤ、プチトマト、ナスを終了しました。ゴーヤの蔓を片付けていると、隠れていたゴーヤの実がたくさん見つかりました。だからご近所さんに分けました。

ゴーヤは畝を作って支柱を張り苗を植えれば、後は何もせずとも収穫できます。虫害もありません。

できるだけ生産の自動化・無人化を図り、不労収穫を求めることは、見方を変えれば労働生産性を高めることです。楽して得を取ることです。

■ 私ならこう見る!・・・手すり考 by M ― 2020/10/13

昨日、富山県美術館に久しぶりに行きました。お目当ては「TADのベスト版 コレクション+(プラス)―あなたならどう見る?―」

TADのコレクションの素晴らしさは理解していたつもりでしたが、想像以上の時を過ごしました。そして、作品を生かすも殺すもキュレーター次第ということを実感しました。

さて、昨日はコレクション以外にも収穫がありました。それは手すりです。館内は富山有数の工業製品の一つアルミ素材で作られたスタイリッシュな手すりが設置されています。

屋外に目を向けると我が家と同じ亜鉛ドブ漬けメッキ製の手すりが設置されているではないですか!我が家の玄関アプローチの橋と手すり、最初は木製でした。2010年に今の亜鉛ドブ漬けメッキ製に付け替えたのですが、デザインがあまりにも似通っていたのでびっくり!

我が家の手すり

富山県美術館の手すり

TADの開館は2017年でしたから、橋と手すりをデザインして下さった天野さんが真似をしたということはないでしょう。私が信頼している旅行サイト「トリップアドバイザー」でも高評価を得ている富山県美術館。その一部が我が家と重なるなんて嬉しいことです。

富山の誇りTADにどうぞ足をお運びください。昨日は来場者はまばらでソーシャルディスタンスを十分にとり、安心して鑑賞できましたよ。


■お帰りなさい Part 2 by T ― 2020/10/14

ツイードジャケット
夏の間クリーニング屋さんに保管してもらっていたツイードジャケットを受け取ってきました。スコッツ・ローランド産のラバットミル生地で仕立ててもらったお気に入りのヘリンボーンツイードです。お帰りなさい、君とは一生のお付き合いです。

実は2年前、このツイードジャケットを仕立ててもらいに富山市の仕立て屋the Mostを訪れた時、同じ生地でジャケットとベストの両方を仕立ててもらうつもりでした。ところがこのラバットミル生地では量的にジャケットしか取れなかったため、ベストの方は次の機会に回しました。

先日ジャケットを受け取って、the Mostのオーナー兼フィッターの久保さんと話していた時、ドネゴール産モロイ&サンズのとても良い生地を見せてもらいました。良い生地とは一期一会、即決ベストを仕立ててもらうことにしました。

氷点下数十度のアラスカやシベリアならいざ知らず、富山の冬の程度ならばしっかりしたツイードジャケットとベストがあればコートは不要です。そして暖房の効いた室内や車の中ではジャケットを脱いだりしますが、そんな時ベストは重要になります。

ヘリンボーンジャケットにソルト&ペッパーベスト、里山カントリーサイドとの相性は最高!1ヶ月後のベスト完成が待ち遠しいです。

今回のブログは完全なる自己満足の話題でした。

■ ベストの続き by T ― 2020/10/15

ジェイミソンズのウールチョッキ
前回、ベストについて書きました。ベストとはvestと表記するのでヴェストと書くのが良いのかもしれません。ベストとは下着と上着の間に着用する袖無しの中着を意味します。

ベストを着用する人は、僕の周りでは多く見かけませんが、僕は注目しています。

何故ベストなのか?理由は明瞭です。シャツ(ワイシャツ)は本来下着だからです。下着のまま公衆の人前に出れますか?それはヤバイですね。だからベストを着用するのです。

あなたはシャツ(ワイシャツ)の下にシャツ(肌着シャツ)を着ますか?日本人に多い着方ですよね、特に夏の汗対策としても。でもこれって下着二枚重ねをしていることです。パンツ二枚履きしませんよね。本来シャツ(ワイシャツ)は素肌に着用するそうです。そんな時少々肌寒い対策としてもベストが適しています。

行為の意味を明確にすること、選択の根拠を明確にする習慣化は、ただ周りに流されることを予防するトレーニングと考えます。都会の人はこうしているからとか、流行に乗り遅れてはいけないからとか、どうでも良いじゃないですか。里山の皆さん、都会を目指すのでなく世界標準を目指しましょう。

ちなみにチョッキという中着もありますね。チョッキも良いですね。写真はジェイミソンズのウールチョッキです。

■ 腰痛予防と南高梅植え付け by T ― 2020/10/16

南高梅の苗木
腰痛に悩む人は多いですよね。里山生活は結構肉体労働が多いので、腰痛は大敵。でも、どれだけ気を付けていてもリスクをゼロにすることはできません。何故なら加齢と共に老化が進むからです。

治療よりも予防が大事。腰痛になってから考えるより腰痛になる前に考えたいものです。いろいろな方に伺ったところを総合すると、腰痛予防のポイントは2つ。それは筋力の維持と柔軟性。

背骨は自立できません。背骨を直立させているのは腹筋と背筋です。腹筋背筋力を維持しましょう。とはいうものの時間を設定して筋トレするのは長続きしない。僕は日常的に姿勢を良くするように意識しています。特に座っている時なるべく背もたれに依存しない、それだけで効果があると考えます。

写真は最近植え付けた南高梅の苗木。まだ根がしっかり張っていないので支柱で保護。支柱はコルセット、しっかり大地に根が張れば、それが南高梅の筋力。

■ 「瞬間の光り」木梨憲武展 by M ― 2020/10/17


木梨憲武展「瞬間の光り」
昨日、富山市ガラス美術館「キラリ」で開催中の木梨憲武展「瞬間の光り」へ行ってきました。今週は月曜日の富山県美術館に続いて美術三昧の週になりました。

金沢21世紀美術館で開催された木梨憲武さんの展覧会に2度行ったことがありました。休日に行ったことのあり、駐車場に入るのに待ち、チケットを購入するのに待ち、ようやく会場に入れても人、人、人。作品をゆっくりと楽しむことが難しい体験をしました。

しかし、昨日は前売り券を購入済みで平日ということのあったからでしょうが、スムーズに入場できました。来場者もそこそこいましたが、作品は自分のペースで楽しむことができました。

しかも、「REACH OUT」のガラス作品の展示コーナーでは写真撮影ができ、幸せいっぱいの一時を過ごせました。

ガラスのREACH OUT

ガラスのREACH OUT

金沢で観た作品もありましたが、新たに加わった作品も多く、木梨さんがどのような想いで作品を作っていたのかを想像しながら鑑賞しました。

その瞬間は、次の瞬間には過ぎ去ります。この瞬間を存分に楽しむ木梨さんの姿が目に浮かびました。そして、作品を鑑賞している瞬間に幸福感で溢れる自分に気づく瞬間でもありました。

11月23日まで開催中です。まだ訪れていない方は、是非、ご覧ください。木梨憲武さんの才能に震え、作品を楽しみ、幸せな瞬間(とき)を過ごせることと思います。

プラス、会場となっている富山市ガラス美術館は隈研吾氏の設計。木と金属とが融合した不思議な空間です。建築もご覧いただく価値がありますよ。


■ 健康野菜は安全野菜 by T ― 2020/10/18

カブの間引き菜

夏野菜も終了し、只今菜園では大根や白菜、ほうれん草など冬野菜が育ってきています。

家庭菜園の良い点は、すぐり菜や間引き菜を食べることができる点です。写真はカブの間引き菜です。我が家の菜園では防虫殺虫のための農薬は使用していません。だから少々虫に葉っぱを食べられて穴が見えます。でもその分人間も安心して食べることができます。

また最近では、毎日混み合う買い物に出かけることはコロナ感染リスクがありますが、家庭菜園ではステイホームしながら採れたて新鮮野菜を運搬コストをかけずに安全に入手できます。

健康野菜は安全野菜でもあります。

■ 薪よりも花 by T ― 2020/10/19

薪小屋
昨日は秋晴れの日曜日、外作業には絶好の日和でした。事前に天気予報で確認してあったので、やるべき作業スケジュールを頭に思い描いていました。薪置き場で乾燥済みの薪を薪小屋に運び入れること、菜園の草刈りをすることなどなど・・。

こんな偶然は滅多にないと思われますが、朝から順番に、それもバッティングすることなく3名の福の神がありました。

福の神が訪ねて来てくれること、それは嬉しいことです。ただ用件を済ませるだけでなく、ゆっくり時間を共有していって下さる。(時には手土産までも頂いて)

薪の運び入れが遅れるなんて言うとバチがあたります。

福の神が来てくれるウチが 花 というもんです。

■ 薪ストーブの効用 by T ― 2020/10/20

薪ストーブの使い方
薪ストーブに火が戻ると家の中を暖めてくれることはもちろんですが、その他にも有り難いことがいくつかあります。

①洗濯物が乾く・・富山の冬は洗濯物干しに難儀します。部屋干しすると窓ガラスやアルミサッシが結露します。ところが薪ストーブ暖房の場合、部屋が乾燥しますので洗濯物はよく乾き、しかも加湿のために必需品となります。

②お湯が常に沸いている・・電気ポットがあればお湯は常時沸いていますが、薪ストーブの場合、電気代がかかりません。またお湯沸かしポットは加湿器代わりにもなります。ご飯を頂いた後、梅干しの種の入ったご飯茶碗にお湯を注いで飲み干すと、茶碗洗いが楽になります。

③鉄鍋や中華鍋などを乾かすことができる・・写真は柳宗理氏デザインの蓋付き鉄鍋です。すき焼きやパン焼きなどよく使います。洗った後、水気を拭き取っても完全ではありません。鉄なので錆が出ます。しかし洗った後薪ストーブで乾かせば水気も吹き飛び錆びません。

どれもこれも些細なことです。でも生活ってそんな些細なことの積み重ねでできています。そして、そんなちょっとした合理性が生活を楽しくしてくれると思います。