One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 薪ストーブと地震 by T2021/01/19

煙突の固定と炉床

先日の1月17日は阪神・淡路大震災の日でした(1995年)。地震が起きた際、薪ストーブには自動消火装置等はありません。直ぐに冷えません。では地震の際に薪ストーブは危険でしょうか?

2011年3月11日、早春の東日本大震災の経験から報告したいと思います。(雑誌『薪ストーブライフ』2011/7月号)

結論から言うと、東日本大地震時は、薪ストーブのズレ、転倒、煙突外れが最も多かったそうです。そして炉内の薪の飛び出し等は見られなかったということです。

単に薪ストーブが横にズレたりしただけなら問題なかったということ、むしろ軟構造でズラした方が安全だったとのことでした。炉台がレンガ等でストーブ本体が滑りにくい場合、脚が引っ掛かり、脚を固定しているボルトが折れ、本体転倒してしまう場合が危険だったとのことでした。また当然ですが重い薪ストーブの方が転倒や滑りが少なかったそうです。

本体と煙突が外れた場合、煙突が落ちてこないように所々煙突を家の構造材に固定してあれば安全性が高まりました。煙突が外れ本体だけになると、煙突上昇気流が無くなり、火は本体の中のみで燃え尽きていったとのことでした。

もしも地震が起きた時、冷静に薪ストーブの扉をしっかり閉めることが大事のようです。

写真は、我が家の鉄板製炉台。夫婦で話し合った結果、妻の意見を採用し20年前に作ってもらいました。地震時は本体重量200Kgの薪ストーブを軟構造でズラす仕組みです。最近このような鉄板製の炉台を時々見かけるようになりました。

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