One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ フリーダム・トレイル(その4:ホテル・コロニアル・イン)2017/02/13

2004年8月に私たちは旅行でボストンとコンコードを訪れ、帰国後旅の記録として冊子を作成しました。その文章及び写真を掲載します。

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フリーダム・トレイル:自由への軌跡
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ホテル・コロニアル・イン

コンコードにある創業1716年のホテル、コロニアル・インは、アーリーアメリカン調の下見張り壁板、及び上下違い戸の窓枠全てが、木製のペンキ塗りである。このホテルの謳い文句が、「我が家の次に快適なところ」であった。古い建物を生かしつつ、建て増しと補修を繰り返しながら、現在もコンコードの目抜き通りで現役第一線である。ペンキを塗り直し続ければ、木造でも軽く300年は持つであろうという証拠だ。

ニューイングランドは、日本のモンスーン気候ほど高温多湿ではないが、夏は蒸し暑い方だ。要は丁寧にしっかりと建てることと、メンテナンスし続けることであろう。たとえ木造建築に適した地中海性気候だとしても、ウエスト・コーストのペラペラした家は、ハウスであってもスウィート・ホームとは僕には思えない。(旅行の最中、ハリケーン・チャーリーがやって来て、フロリダのペラペラした家を本当に吹っ飛ばしていたのが、テレビに映っていた。)

創業1716年のホテル、コロニアル・イン

-家は港と外界の境目、舌状に細く突き出た岬の天辺にあった。三度のハリケーンに堪え、船のように堅牢な家であった。・・・何物も生き残れないほどひどいハリケーンがあることも知っている。だが、そんなひどいハリケーンが来、家が飛ぶようなことがあれば、待っていて、家と運命を共にしたいもの、といつも思うのだった。-
E.ヘミングウェイ  『海流の中の島々』より


コロニアル・インのオープンカフェでのひととき
コロニアル・イン オープンカフェでのひととき

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