One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ ソルティウッドで持続可能経済を提案 …by T2017/02/15

軽トラック2台分のコナラ原木
先日、近所の方から薪用の木材を頂きました。軽トラックで2台分のコナラ原木です。その直後に雪が降ったので、薪割りは後日にお預け。その前に頂いた方への返礼として、いつものように「里山の塩」を差し上げました。

里山の塩は薪や折れ枝、家の廃材等を燃料として富山湾の海洋深層水を煮詰めた結晶。山の木が海の塩になって再度山に帰ってくるというわけです。


里山の塩を差し上げて「うちは塩を使わないから」とか「私は塩が嫌いだから」と断られたことは一度もありません。しかも塩は腐りませんし、保管に広い場所を必要とするわけでもありません。


たぶん有り難迷惑にはならないだろうと思っています。それに我が家も塩を消費するわけですから、ちょっと余分に生産すればよいだけで、里山の塩作り自体は無駄な活動であると思いません。


人間にとって暖をとる燃料は生存の必需品。我が家の場合、それは薪。さらに全ての人間にとって塩も生存必需品。そんな生きていくための必需品を金銭を媒介としないで流通させる仕組みの一つの提案です。


※「里山の塩」については、こちらの記事をご覧ください。
http://onesway.asablo.jp/blog/2017/01/26/8314080

■ こんなところにもコルビュジエ!? …by M2017/02/15

こんなところにもコルビュジエ!?
一昨日、久しぶに本を3冊購入しました。本は大抵アマゾンで購入します。汚れも折れもない新品の書籍が家にいて手に入るのですから、使わない手はありません。しかも送料無料で!

その1冊がル・コルビュジエ著『小さな家』でした。1954年に出版され、日本語訳が出たのが1980年ですから、原書が発表されてからは63年、翻訳が出版されてからでも37年経ちます。私たちが入手したのは2015年発行の第16版でした。

私たちがコルビュジエを知ったのは、この地へ移り住んでからでした。この家を設計して下さった建築士の天野さんがコルビュジエに傾倒していらっしゃったことがきっかけでした。後日談として、我が家の設計にもコルビュジエのエッセンスが取り込まれていることを知りました。

さて、コルビュジェが両親のために設計した小さな家をレマン湖畔に建てたことは知っていました。『小さな家』では、その計画段階から、土地探し、設計に込められた思い、そして30年に渡る家との付き合い(特に、「百日咳」とコルビュジエが称するコンクリート壁のクラックとの付き合い)が写真とイラストを織り交ぜて綴られていました。

その中に見覚えのある写真が……32-33p.の見開き写真は室内からレマン湖を望んだもので、窓の下には作り付けの棚が壁いっぱいに伸びていたのです。

我が家の寝室の棚とそっくり!
今は無き道路から玄関へ続く木製の橋はコルビュジエの作品からインスピレーションを得たことは天野さんから以前伺っていましたが…。

他にもコルビュジェのエッセンスが隠されているかもしれません。

※設計士、天野一男さんについて詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.ne.jp/asahi/ones/way/recommend.html#rec_amano